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ページ番号:4321
更新日:2026年2月27日
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百日咳
百日咳
百日咳とは
百日咳は、特有のけいれん性の咳発作を特徴とする急性気道感染症です。
1歳以下の乳児、特に生後6ヶ月未満の乳児は、重症化しやすく、死に至る危険性が高いとされています。成人は発症しても軽症で済むことが多いですが、乳児の感染源になるため、注意が必要です。
原因と症状
原因
百日咳は、百日咳菌が原因の感染症です。
症状
症状の経過は3つに分けられます。
- カタル期(2週間持続)
7~10日ほどの潜伏期を経て、風邪のような症状から始まります。徐々に咳の回数が増え、程度も激しくなります。 - 痙咳期(けいがいき)(約2~3週間持続)
発作性・けいれん性の咳が出始めます。短い咳が連続的に起こり、続いて、息を吸うときに笛の音のようなヒューという音が出ます。嘔吐を伴うこともあります。
熱は、あっても微熱適度です。非発作時は無症状ですが、何らかの刺激が加わると発作が誘発されます。また、夜間に発作が起こることが多いとされます。
年齢が小さいほど特徴的な咳はなく、無呼吸発作から重篤な症状に繋がることもあるため注意が必要です。 - 回復期
激しい咳は、次第に少なくなり、2~3週間でみられなくなりますが、忘れた頃に発作性の咳が出ることがあります。
全経過は約2~3ヶ月で回復します。
感染経路
患者の咳などに含まれる病原体による飛沫感染や接触感染により感染します。
成人や年長児は軽症で済むこともあり、百日咳とは気付かず、新生児や乳児にうつしてしまいます。咳が出る場合には咳エチケットを行うよう心がけてください。また、年齢の小さい子が周りにいる場合には、できるだけ近づかないなど対策をとるようにしてください。
予防方法
有効な予防方法は予防接種で、定期接種が行われています。
百日咳ワクチンの免疫効果は4~12年ほどで減弱し、最終接種後の時間経過と共にワクチン接種した方でも感染することがあります。いずれの年齢でも感染しますが、小児が中心です。
ワクチン接種以外の予防方法としては、手洗い、うがいを行いましょう。
咳が続く場合には、早めに医療機関を受診するようにしてください。
治療方法
抗菌薬による治療が行われます。
登園・登校について
特有の咳が消失するまで又は5日間の適切な抗菌薬療法が終了するまで出席停止です。
ただし、症状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは、出席可能なこともあります。
学校医その他の医師の指示に従って下さい。
参考
- 百日咳とは(国立感染症研究所)
百日咳(詳細版)|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
お問い合わせ
奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター内)
〒633-0062 桜井市粟殿1000
電話番号 0744-47-3183