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ページ番号:4333
更新日:2026年2月27日
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流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎について
流行性耳下腺炎は、耳下腺(唾液腺の一つで、耳の前下方にある)が腫脹する感染症です。
耳下腺などの唾液腺が腫脹する1~2日前からウイルス排泄があることから、予防が難しく、集団生活の場で拡がりやすい感染症です。
原因と症状
原因
流行性耳下腺炎の原因は、ムンプスウイルスです。
唾液腺が腫脹する1~2日前から腫脹5日後までが最もウイルス排泄量が多いとされています。
症状
感染後2~3週間の潜伏期を経て発症します。
主症状は、片側あるいは両側の頬や、あごの下あたりの腫れ、発熱などです。
自然に軽快することから、病原性が低いと思われてしまうことがありますが、無菌性髄膜炎やムンプス難聴、膵炎、睾丸炎、卵巣炎などの合併症を引き起こし、後遺症が残ることもあります。
特にムンプス難聴は治療効果も認められず、聴力が戻らないため注意が必要です。
また、感染しても症状の出ない不顕性感染が3割ほどいるとされています。
感染経路
患者のせき、くしゃみなどでウイルスを含んだ飛沫が飛び散り、周囲のヒトが鼻や口から吸い込み感染します。
また、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れて感染することもあります。
予防方法
有効な予防方法は、ワクチン接種です。任意接種で1歳以上で接種可能です。
現在のワクチン接種率は、決して高いとは言えません。
ワクチン接種による効果は、流行性耳下腺炎の発症率を低下させるだけでなく、発症した場合の症状を軽減させます。
また、ワクチンの副反応として心配されるのが無菌性髄膜炎ですが、頻度は約1000~2000人に一人で、予後は良好と言われています。
治療方法
特別な治療方法はなく、対症療法が行われます。
ものを噛むときに顎に痛みがでることがあります。食事は刺激が少なく、のどごしの良いものをとるようにしましょう。
登園・登校について
耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止。
参考
- 流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)(国立感染症研究所)
流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)のページ
お問い合わせ
奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター内)
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