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ページ番号:4323
更新日:2026年2月27日
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A型肝炎
A型肝炎
A型肝炎について
A型肝炎は、一過性の急性肝炎が主症状の疾患です。
先進国では上下水道の整備などにより患者は減少していますが、発展途上国では蔓延しています。
そのため海外旅行中の感染、発展途上国からの輸入食料品による感染にも注意が必要です。
また男性間性的接触による感染報告も増加しています。
原因と症状
原因
A型肝炎ウイルスが原因の疾患です。
症状
感染後2~6週間の潜伏期を経て発症します。
急な発熱、全身倦怠感、食欲不振、嘔吐などの症状が出現します。
典型的な症例では、黄疸、肝肥大、濃色尿、灰白色便などがみられます。
他の急性ウイルス性肝炎よりも、発熱、頭痛、筋肉痛、腹痛などの肝炎症状が強いとされています。
子どもは症状が軽くすむことが多いですが、高齢者は重症化しやすいため注意が必要です。
感染経路
糞便から排泄されたウイルスにより汚染された食べ物や水を摂取することで感染します。
また性的接触でも感染し、2018年は男性の同性間性的接触が原因とされる報告が増加しています。
A型肝炎は、潜伏期間が長いため感染経路の特定が困難な場合もあり、油断した頃に発症するため注意が必要です。
予防方法
十分に加熱処理された飲食物をとるようにしましょう。
海外では、衛生状態が悪いと、生水、氷、生野菜などにウイルスが付着している可能性があります。
またカットフルーツも、洗った水が汚染されているということもあるので、自分で剥く方が安全とされます。
国内では、外国産の冷凍海産物による集団感染事例が発生しています。よく加熱処理することが大切です。
A型肝炎に感染すると、症状がなくなってからも長い期間、便からウイルスが排泄されます。感染者は、周りのヒトが感染しないようトイレの後、調理前など手洗いをこまめに行って下さい。また周りのヒトも手洗いをしっかり行ってください。
衛生状態が良くない地域に渡航する場合やパートナーが感染した場合は、医療機関に相談し、ワクチン接種を検討して下さい。
治療方法
特別な治療方法はありません。症状にあわせた対症療法が行われます。
参考
- A型肝炎とは(国立感染症研究所)
国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイトのページ
お問い合わせ
奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター内)
〒633-0062 桜井市粟殿1000
電話番号 0744-47-3183