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ページ番号:24113
更新日:2026年6月3日
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令和8年5月29日(金曜日)知事定例記者会見
司会:
おはようございます。
ただいまから知事定例記者会見を始めさせていただきます。
本日の会見は、YouTube奈良県公式総合チャンネルでライブ配信しております。
本日の知事からの発表案件は3件ございます。
まず、1件目は、地域限定保育士試験の募集開始についてでございます。
山下知事、よろしくお願いいたします。
地域限定保育士試験の募集開始について
知事:
以前、この場でご説明した地域限定保育士制度の導入ですが、その試験日程等が決まりましたので、発表します。
資料の1枚目をご覧ください。試験のスケジュールですが、申請期間が令和8年7月3日から23日、筆記試験が令和8年10月24日と25日です。その筆記試験を合格された方に対しまして、保育実技の講習会を令和8年12月中の5日間行います。修了証の交付が令和9年1月となります。以前も説明しましたが、筆記試験に合格後、奈良県が実施する保育実技講習会を修了すれば、地域限定保育士の資格が取得できます。
この地域限定保育士として登録された方は、登録後3年間は奈良県内施設のみで働くことができます。その3年間の間、1年以上の勤務実績があれば、4年目以降は奈良県外でも働けるということです。 受験資格は、保育士養成校以外の大学、短大、専門学校の卒業生と、中学または高校卒業後に児童福祉施設で一定の勤務経験のある方です。
奈良県外在住の方も受験が可能で、奈良県で保育士として働きたいとお考えの多くの方にぜひ申込みをいただきたいと考えております。
私からの説明は以上です。
司会:
それでは、質問のございます方はお願いいたします。
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
保育人材の確保や保育環境の充実という観点で、呼びかけの言葉をいただけないでしょうか。
知事:
今、定員上は、待機児童は発生しないはずですが、実際、保育士の数が足りず、定員まで子供さんを預かることができない状況が発生しております。今回、新たな制度を導入して、実技が苦手でも保育士になれるという道を設けましたので、ぜひ受験していただきたいと思っております。
記者(読売新聞):
ありがとうございます。
「TEC-奈良」の発足について
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
それでは、次の発表案件に移ります。
2件目の発表案件は、「TEC-奈良」の発足についてでございます。
知事、よろしくお願いいたします。
知事:
資料の1枚目をご覧ください。設立の趣旨ですが、奈良県内で発生する地震や風水害などの大規模災害発生時に、被災地へ速やかに土木技術職員を派遣し、職員が有する専門的知識を活用して、緊急調査や災害応急対策の活動に対する技術的な支援を行うものです。
事業のスキームは、活動内容というところに図がありますので、ご覧ください。奈良県でTEC-奈良というチームを設けます。これは、主に土木技術職員で構成します。災害対応等の経験を有する山間地での勤務経験者を班長にするなどして、役割に応じて編成します。隊員数は約200名です。県内の市町村で災害が発生した場合に、まず、プッシュ型でリエゾンを派遣します。リエゾンとは、被災地での情報収集と関係機関との連絡調整を行う人のことをリエゾンと呼んでおります。そのリエゾンの職員によって、奈良県と被災した市町村との情報共有を行いまして、必要に応じてドローン班、土木班等を派遣するというものです。TEC-奈良の班の構成は、その下に書いているとおりです。
国にもTEC-FORCEというのがございます。右下の図ですけれども、国のTEC-FORCEとTEC-奈良におきまして、災害時に連絡調整を行います。例えば写真にあるような照明車という大きな器材車両は、国でないと持っておりませんので、このようなものを提供してもらうことのお願いをしていきたいと思っております。また、平時から、国のTEC-FORCEと奈良県のTEC-奈良の合同研修や、合同訓練を実施したいと考えております。これによって、奈良県内の市町村で災害が発生したときに、迅速に被害者の救助や復旧、復興に当たることが可能になるのではないかと考えております。
私からの説明は以上です。
司会:
それでは、質問のございます方はお願いいたします。
NHKさん。
記者(NHK):
このTEC-奈良ですが、国のTEC-FORCEの奈良県版というイメージかと思いますが、ほかの都道府県での先行事例はあるのでしょうか。
知事:
正確には分かりませんが、同様の取組として、徳島県でTEC-徳島というのがあるそうです。静岡県ふじのくに災害復旧支援隊というのがあるということです。
記者(NHK):
近畿2府4県では初めてでしょうか。
知事:
兵庫県で、土木技術職員のみならず、事務職員等も含めた土木部局と防災部局合同の派遣体制というようなものはあるそうです。TEC-奈良は、基本、県土マネジメント部とまちづくり推進局という土木技術職員が多いセクションの職員がそのメンバーになりますが、兵庫県では、防災部局も含めた派遣体制はあると聞いていますが、このTEC-奈良と同じようなものかは、分かりません。
記者(NHK):
これまでも奈良県内での大規模災害時は、奈良県から土木的な技術的支援というのは、あったのでしょうか。
知事:
もちろんあるのはあったのですが、場当たり的に人を派遣するということではなく、あらかじめチームとして編成や班分けもしておき、さらに、災害発生した時に、どのような手順、順番で対応するかということもあらかじめ決めておけば、迅速な対応が可能になるのではないかと思います。
記者(NHK):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
奈良テレビさん。
記者(奈良テレビ 本田記者):
このTEC-奈良の設立についてですが、例えば能登半島地震の経験があったからなど、そういったものはあるのでしょうか。
知事:
きっかけですか。能登半島のこともありますが、奈良県内でも災害がよく起こるようになっております。集中豪雨等があり、特に奈良県南部や東部の山間部においては、道路の路肩の土砂が崩落して、必ずといっていいほど、夏から秋にかけて道路の通行止めが頻発しています。奈良県内で、そういう災害が頻発していることを踏まえて、より迅速な対応が可能になるのではないかと県土マネジメント部とまちづくり推進局で考えて、このようなものを発足してくれたということです。
記者(奈良テレビ):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
産経新聞さん。
記者(産経新聞):
基本的に、このチームが派遣されるのは、災害対策本部が立ち上がっている状態のときでしょうか。
知事:
いや、それに限りません。
記者(産経新聞):
限らないですか。
知事:
はい。
記者(産経新聞):
そうすると、指揮を出す、出動の指示は誰が出すことになるのですか。
知事:
これは、本部長が県土マネジメント部長で、現地の班への指示を行う統括隊長に防災政策監が就きますので、実際の指示は、この統括隊長を務める防災政策監からになります。
司会:
ほかにございますでしょうか。
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
今の質問と絡むのですけれども、この前の災害対策本部の設置基準の見直しというところで、災害が発生する時点ではなく、その前から、危険性がある段階から本部を立ち上げるというお話だったと思いますけれども、今回の派遣というのも、起こる前の段階というか、危険性が高い段階から派遣をされるということなのでしょうか。
知事:
これは、基本的に、災害が起きてからの派遣だと思います。
記者(読売新聞):
ありがとうございます。
派遣する基準というのは、何でしょうか。
知事:
基準ですか。基準というものがあるわけではないのですけれども、基本的に、孤立集落等が発生したり、人命や財産に影響を及ぼすおそれがあるというふうに想定される場合には、派遣の対象になるというふうに考えております。
記者(読売新聞):
分かりました。ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
時事通信さん。
記者(時事通信):
その派遣の基準にもちょっと関連するのかもしれないですけど、基本的に、市町村から派遣要請があって、それで出すことを決めるのか。その辺りはどうでしょうか。
知事:
いや、冒頭に申しましたけども、プッシュ型でいきます。
記者(時事通信):
県の判断でということですね。
知事:
はい。
記者(時事通信):
分かりました。ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
これは、今日からスタートということですか。
知事:
はい。
記者(読売新聞):
あと、何か直近で早速、発足式とか、デモンストレーション的に訓練やりますとか、そういうのはあったりしますか。
知事:
どうですか。
担当課(県土マネジメント部総務課):
今日の午後1時から、TEC-奈良の発足式を予定しております。研修、訓練に関しましては、国のタイミングに合わせてやっていく予定をしております。
記者(読売新聞):
ありがとうございます。
奈良県渇水対策本部の解散について
知事:
特に資料はございませんけれども、既に報道されているとおり、本日をもって、給水制限の解除をいたしますので、それに合わせて、県民の皆様へのメッセージを発出したいというふうに考えております。
本県では、渇水のおそれが高まったことから、3月5日に奈良県渇水対策本部を設置して、渇水対応を進めてまいりました。この間、県民の皆様、事業者の皆様には、日常生活や事業活動におきまして節水にご協力をいただき、実際に水の使用量の減少といった効果もございました。このことに対しまして、まず、心よりお礼を申し上げたいというふうに思います。
その後、雨が降りまして、ダムの貯水量も回復し、当面の水の供給について心配がない、そういう見通しとなりました。このことから、本日をもって、奈良県広域水道企業団が実施しておりました給水制限を解除するとともに、奈良県渇水対策本部についても、本日をもって解散をいたします。
県といたしましては、引き続き関係機関と連携しながら、渇水への備えに取り組んでまいりたいというふうに考えております。
私からのメッセージは以上でございます。
知事の怪我の状況と公務への影響について
司会:
それでは、ご質問のございます方はお願いいたします。
それでは、そのほかの質問がございます方は挙手にてお願いいたします。
朝日新聞さん。
記者(朝日新聞):
先日の報道で、知事がおけがをされてしまったという報道がございました。現在のお体の状況と、今後、公務に支障があるかといったところをお聞きできればと思います。
知事:
そうですね、肋骨なので、横になったり、そこから起き上がったりするとき、結構痛い。あと、せき、くしゃみ、はなをかむ、こういうときは結構痛いのですけども、それ以外は、普通の仕事には支障はございませんので、今日以降は通常どおりということで考えております。
記者(朝日新聞):
ありがとうございます。
先日の都内でのご公務などはその場には行かれなかったというところで、その辺はどういったご理由から欠席されたのでしょうか。
知事:
リニアの会議には、毎年行っていまして、必ずしもいつも全都道府県の知事が出てくるわけではございません。昨日の関西広域連合や近畿ブロック知事会議も、知事が出席したのは、滋賀県、京都府、兵庫県、和歌山県だけだったと聞いていまして、ほかの知事とか、政令市の市長は来てなかったということでございまして、私じゃなくても、代理でも十分対応できると、そういう判断でございます。
記者(朝日新聞):
ありがとうございます。
そして、改めてもう一度、おけがをされたときの状況というのを詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか。
知事:
ジョギングというか、ランニングをしていまして、あぜ道に入ったのですけれども、そのあぜ道がアスファルトで舗装されていたのですが、かなり舗装の状態が悪くて、穴があったので、そこに足を取られて転倒したということです。
記者(朝日新聞):
ありがとうございます。
その道の状況が悪かったというのは、奈良県内のお話になりますでしょうか。
知事:
奈良県内の話ですけれども、車が通るような道路ではなくって、あぜ道です。
記者(朝日新聞):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
NHKさん。
記者(NHK):
今の関連なのですが、ランニングでけがをされたのが23日。
知事:
そうですね。
記者(NHK):
朝ですか。
知事:
午後です。
記者(NHK):
プライベートでのランニングということで。
知事:
そうですね。
記者(NHK):
そのときには、特段、転倒されて骨折だとは思わなかったのかなど、その後の詳しい経緯を教えていただきたいのですが。
知事:
そのときは、打撲ぐらいかなと思って、夕方からまた公務があって、それはそのまま出たんですね。日曜日は家でゆっくりしていて、月曜日は普通に仕事したんですけど、月曜の夜中にすごく痛くなって、火曜の朝から非常に痛くなって、ちょっとこれは何か打撲とは違うなと思って、病院を受診したところ、肋骨が1本折れていたと、こういうことです。
記者(NHK):
どの辺りの肋骨になりますか。
知事:
左の上から5番目です。
記者(NHK):
それは、結構、ぽきって折れているような。
知事:
いや、ぽきではないですね。ちょっとひびが入っているみたいな感じ。
記者(NHK):
全治どれぐらいですか。
知事:
大体、骨がくっつくまでに6週間と聞いています。
記者(NHK):
それまではちょっと痛みが残るかなという。
知事:
痛みは2週間程度で取れると聞いていますけどね。
記者(NHK):
なるほど。じゃあ、火曜日に病院を受診されて、骨折が分かって……。
知事:
そうです、そうです。
記者(NHK):
その翌日から自宅でという形になった・・・。
知事:
そうですね。たまたま火曜日はもともと仕事が入ってなかったので、水は東京、木は滋賀ですけれども、さっき言ったように、それは欠席して、副知事に代理で行ってもらったと、こういうことです。
記者(NHK):
じゃあ、火曜日の晩に病院を受診して、そういうことが分かったので、もう水も……。
知事:
火曜の午前中。
記者(NHK):
あっ、火曜の午前中。
知事:
はい。
記者(NHK):
なるほど。火曜日の朝に受診されて、それで、分かって、水、木のその公務は欠席されて、今日、登庁されたということで。
知事:
はい。
記者(NHK):
知事にとって、ランニングは、もうある意味ライフワークというか、趣味でいらっしゃるので、ちょっとそういう中で言うのはあれなんですけど、危機管理的な部分についてはどういうふうにお考えでしょうか。
知事:
普通、ランニングで転倒することは、ほとんどないのですが、路面の状態の悪いところは走らないということですね。もちろんランニングは続けますよ。
記者(NHK):
ちなみに、今は控えてらっしゃるんですか。
知事:
今は、はい、控えています、もちろん。
記者(NHK):
今回、公務は代理で出席して、特に大きな影響はなかったということですけれども、もし万が一、災害時だとか、知事が登庁せざるを得ない状況になったりもするかと思います。全く、風邪を引いてはいけないとか、そういう話ではないんですけれども、ご自身の自己管理、体調の管理、万全の状態をキープするという部分で、今後、何か気をつけていきたい部分などありましたら、お願いします。
知事:
運動は、健康維持のためにやっていますので。そういう意味で、健康維持のために必要なことをしているということであって、そのために気をつけてやると、こういうことに尽きるんじゃないんでしょうか。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
毎日新聞さん。
記者(毎日新聞):
ちょっとまた今のおけがの関連で恐縮なんですけれども、公務、例えばリニアの集会ですとか、代理で副知事などが行かれたかと思うんですが、そのことについて、報道発表等、おけがのことも含めて、なかったというのは、これ、知事のご意向なのか、県が判断をしたことなのか、どういった経緯だったんでしょうか。
知事:
いや、県というか、私の判断ですけれども、そういう会議に、別の公務と重なって代理で行くというのは、これまでもよくあったことですし、他府県でもよくあることなので、全然イレギュラーなことではないと、こういう認識です。
記者(毎日新聞):
ありがとうございます。
おけがのほうをご公表されなかったのは、どういった理由からという。
知事:
それは、私ががんのステージ3とかだったら、それは発表するでしょうけども、それは、捻挫とか打撲ぐらいでは発表しないだろうし、今回の骨折も、どうなんですか、それは、風邪引いても発表しなきゃいけないんですか。
記者(毎日新聞):
分かりました。ありがとうございます。
司会:
ほかに。
時事通信さん。
記者(時事通信):
事務的な確認なんですけど、26日から28日までは、公務は全て欠席された、もしくは、何かリモートでいろいろ決裁とかやっていたとか、その辺りは。
知事:
26日はもともと仕事は入っていませんでした。27日、28日は、先ほども言いましたように、ちょっと長距離の移動、ずっと電車に乗るとか、ずっと車に乗るとか、そういうのがしんどかったので、やめて、オンラインで出る会議には出ました。あと、決裁等は、iPadを使って、Microsoft Teams上でやっておりました。
記者(時事通信):
それは自宅からですか。
知事:
はい、そうです。
記者(時事通信):
なので、完全に休んでいたとか、そういうわけじゃないということですか。
知事:
そうですね。水曜日、木曜日についてはそうですね。
記者(時事通信):
一部の公務については欠席したということですかね。
知事:
はい。
記者(時事通信):
分かりました。ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
NHKさん。
記者(NHK):
すみません、骨折の件でちょっと細かい確認なんですけども、転倒されたのはご自宅周辺、奈良市内という……。
知事:
いや、橿原市内です。
記者(NHK):
あっ、橿原市内なんですね。
知事:
はい。
記者(NHK):
橿原市で走ってらっしゃったんですね。
知事:
そうです、そうです。
記者(NHK):
それは、何かちょっと遠出してというか……。
知事:
仕事と仕事の間が1時間ぐらいあったんで。
記者(NHK):
その間で走っていらっしゃったんですね。
知事:
はい、そうです。
記者(NHK):
なるほど。橿原市内で。その時間はプライベートの時間ということなんですね。
知事:
そうです。
記者(NHK):
分かりました。ありがとうございます。
知事:
勤務時間という概念は、私にはございませんので。
「ワールドマスターズゲーム2027関西(津風呂湖カヌー大会)」の実施見送りについて
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
幾つか質問させていただきたいんですが、まず、1つは、先ほどの渇水の関連にもなるんですけれども、津風呂湖のほうで予定されていたワールドマスターズの試合が、水位が足りなくて難しいということで、断念されたかと思うんですけれども、それについて、知事の受け止めというか改めて伺いたいなということで。
知事:
そうですね、吉野町も、ワールドマスターズのために新たに施設の整備も津風呂湖で行っておりまして、開催できなかったのは非常に残念がっておられましたので、県としても非常に残念なことだというふうに受け止めております。
「飛鳥・藤原の宮都」イコモス勧告について
記者(読売新聞):
世界遺産の関連なんですけれども、イコモスのほうからの勧告があった場合、県としてイベントや、横断幕を掲げるなど、何かそういうことをされるご予定はありますか。
知事:
まだ何も決めてはおりませんが、勧告というのは、登録とは違いますので、その段階で横断幕を掲げることはないと思います。
記者(読売新聞):
正式決定があってから、何かされるという形ですか。
知事:
はい。
記者(産経新聞):
イコモスの関係で、勧告が出る前の定例記者会見は今回が最後だという気がしますので、藤原京の世界遺産登録にかけている期待感みたいなものと、あと、もし実現すれば、中南和に観光客を持っていくための、一つの道筋になると思いますので、その辺りどういう期待を持っていらっしゃるのか伺いたいです。
知事:
飛鳥・藤原の歴史的、文化的価値というのは、これは非常に明らかだと思っておりますし、ですから、ユネスコの世界遺産委員会のメンバー国のほうでもご理解いただけるものというふうに思っております。ですから、登録されるであろうとかなり高い期待を抱いていることは間違いございません。登録された場合は、例えば藤原宮跡など、まだまだ文化財保護法に基づく史跡の指定ができていないところがございます。ですから、そういった史跡の指定をこれからスピードアップして進めるとともに、県のほうでは、飛鳥宮跡と飛鳥京跡苑池、この2つについて、今整備のための工事をしておりますので、これをきちんと進めるということです。それから、万葉文化館における、この飛鳥・藤原の宮都のガイダンス施設のほうはもうできておりますけれども、引き続き多くの外国人の方を含む観光客がこのエリアに訪れることになると想定されますので、多言語の対応など、しっかりと受入れ環境を整えていきたいと思っております。ご指摘のとおり、奈良県は、日帰り観光客が多く、宿泊者が少ないということが観光の課題でございまして、その課題を解決するためには、この中南和への誘客ということが一つの有効な手段であると認識しております。そうしますと、この飛鳥・藤原の世界遺産登録ということをきっかけとして、中南和への誘客ということをこれまで以上にしっかりと力を入れ、取り組んでいきたいというふうに思っています。以上です。
司会:
共同通信さん。
記者(共同通信):
共同通信です。今の世界遺産に関連して、正式登録の予定まで、あと1か月と少しだと思いますが……。
知事:
1か月。もう少しあります。7月末ですので、2か月。
記者(共同通信):
そこまでにインフラの整備や、今おっしゃっていた整備というのは間に合いそうですか。
知事:
いや、さっき言った飛鳥宮跡とか、飛鳥京跡苑池の整備は、それは間に合わないです。
記者(共同通信):
注目度がそこで上がると思いますが、それに対して、どう対応されていくかというところをお伺いしたいです。
知事:
県のやってる事業はまだまだ時間のかかるものですし、県から国に要望している高松塚古墳の保存管理公開施設、これにつきましては、文化庁、国土交通省でも取り組んでいただいておりますけれども、この整備に非常に弾みがつくということは期待をしております。一朝一夕にすぐできるようなものではないですが、明日香村さんのほうでは、グリーンスローモビリティーという名前のゴルフカートのようなものを既に導入していただいておりまして、これで村内を回ってもらって、交通渋滞等を回避するという施策を既に打ち出しておりますし、レンタサイクルの業者も結構、明日香村に増えてきておりますので、こういう車以外の移動手段の充実に県としてもこれから力を入れて支援していきたいと思っています。
司会:
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
正式な決定ではないですが、その時点で、何か知事のほうからコメントいただいたり、会見を開かれたり、そういったご予定はございますか。
知事:
特にそうしたことはまだ決めておりません。
記者(読売新聞):
決められたら、何かしらお知らせいただけるという形になりますか。
知事:
それは、はい。文化庁のほうからしかるべき発表があるのではないかというふうに思います。東京の記者クラブのほうにあると思いますので。
記者(読売新聞):
分かりました。ありがとうございます。
次期知事選について
記者(読売新聞):
進退の関係ですけれども、一部報道のほうで、意欲的だというようなお話もありましたけれども、そこについては、改めていかがでしょうか。
知事:
選挙のことですか。
記者(読売新聞):
そうですね、進退に関わる話です。
知事:
特定の社の報道について、私が特にコメントすることはありません。
記者(読売新聞):
ここでも何度か話されていることだと思いますが、個人として、ほかにもやらなければいけないこと、これからまだやり残したところもおありだと思いますけれども、そこに関してはいかがでしょうか。
知事:
何度も申し上げておりますけれど、今後のことについては、関係者とよく相談して、しかるべき時期に明らかにしたいと思います。以上です。
記者(読売新聞):
ありがとうございます。
総務省統計局の令和7年国勢調査(人口速報集計)について
記者(産経新聞):
今日、国勢調査の速報が発表されておりまして、どこももう人口減少時代に入ったのでやむを得ないのでしょうが、奈良県は人口でいくと5万5,000人余り減って、世帯数は103世帯減ったという結果になりました。この数字をどう受け止められてるか、教えてください。
知事:
5年で5万ということは、1年に1万人ということなので、非常に速いスピードだと改めて驚いております。なかなかこの少子化対策というのは、どこの国も直面している問題で、即効性のある対策はなかなかないと考えております。子供をもうける、もうけないは、個人の自由だと思いますが、子供をもうけたいと思った方に対して、社会がしっかりとサポートしていくことが大切ですので、そういう体制を都道府県としても構築すべく、引き続き施策の充実に取り組みたいというふうに思っています。
記者(産経新聞):
あと、個別に見ていくと、生駒市、大和郡山市、大和高田市あたりは世帯数が増えていたりするのですが、なぜか奈良市が3,800世帯も減ってしまったというのが、なかなか厳しいことになってきたという気がしなくもないです。奈良市といっても、広いといえば、広いですが。
知事:
人口が多い分、世帯数も多い分、減少の幅も多かったということなんでしょう。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
それでは、以上をもちまして本日の知事定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
知事:
ありがとうございました。
※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。
また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。