トップページ > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 知事記者会見(資料・アーカイブ) > 令和8年3月25日(水曜日)知事定例記者会見
印刷
ページ番号:22763
更新日:2026年4月17日
ここから本文です。
令和8年3月25日(水曜日)知事定例記者会見
司会:
おはようございます。ただいまから知事定例記者会見を始めさせていただきます。
本日の会見は、ユーチューブ、奈良県公式総合チャンネルでライブ配信しております。
本日の知事からの発表案件は、奈良県都市計画道路の見直しガイドライン(改定版)の策定についての1件でございます。
山下知事、よろしくお願いいたします。
奈良県都市計画道路の見直しガイドライン(改定版)の策定について
知事:
資料を1枚めくっていただきまして、都市計画道路というのは、そこに記載しているとおり、都市の将来像を見据え、都市の発展と機能的な都市活動を確保するために計画されているということですが、具体的には、都市計画道路として都市計画決定されますと、その都市計画道路が通る予定の場所で、例えば既存の建物があり、それを建て替えるときには、その都市計画道路として引かれた線に引っかからないように、セットバックして建物を建てなければならないということで、一定の私権制限という影響がある、そういった道路でございます。全国的に都市計画道路は、昭和40年代の高度経済成長期において、人口や自動車の交通量が増えるという前提で、都市の範囲が拡大するという時期に決定されたものが多いんですけれども、人口増加はとうの昔に終わっておりますが、実際は、都市計画決定後、未着手のまま、その都市計画決定だけが残った形になっている路線が非常に全国的に多くございます。全国の都市計画道路の整備率は68.3%、奈良県は55.6%となっておりまして、約半分ぐらいが都市計画決定されているけれども、工事に着手されていない、用地買収にも着手されていないというような状況でございます。今、申しましたように、人口や交通量が減少するなど、社会経済情勢が変化してますので、都市計画道路の在り方ということも改めて見直さなければならない、そういう時期に来ております。
次のページをお願いします。これまでどういう見直しをしてきたかですけれども、平成12年度に、国が都市計画運用指針の中で、都市計画道路の必要性の検証を行ったほうがいいと推奨されました。奈良県におきましては、平成22年度に、都市計画道路の見直しガイドラインを策定しまして、それを踏まえて、市町村と連携して都市計画道路の見直しに着手をいたしました。23の市町で、未着手の区間を有する都市計画道路を対象に、これを実施いたしました。平成29年度におきまして、国が、都市計画道路の見直しの手引きというものの中で、見直しの観点とか、進め方の標準的な手法を提示いたしました。本県におきましては、令和6年度において2回目の見直しに向けまして、その平成22年度に策定したガイドラインの改訂版の策定に着手しました。
もう1枚めくっていただきまして、今般、その改訂版の策定が終了いたしました。策定に当たっては、有識者の意見も踏まえました。先ほど説明させていただいた平成22年度の見直しにおきましては、都市計画道路の必要性、存続すべきか、廃止すべきかという結論を優先して、この見直しの作業を実施しました。その結果といたしましては、都計道路400路線のうち、事業未着手の区間を有する約190路線を対象に検討を行いまして、結果、そのうち、約20路線を廃止しました。今回の見直しでは、その必要性についても検討することは当然でございますが、それに新たな視点を付加して、都市計画道路の見直しを行う予定でございます。見直し対象路線は、1巡目で廃止した20路線を除きまして、約170路線を対象に見直しの作業をいたします。この170路線のうち、実に9割が昭和40年代までに都市計画決定されたものとなっております。
2巡目の見直しで付加する観点でございますけれども、次のページの(1)、(2)ということでございます。1巡目はもう、やるか、やらないかという、その2択で検討しましたが、今回は、やるとしても、既存の都市計画決定のような車線数とか、道路幅員とか、歩道幅員が要るのかという点も検討をいたしますし、その都市計画道路の計画が周辺に与える影響の有無ということも検証いたします。具体的に言いますと、(1)のイメージ図を見ていただきたいんですけれども、現在の都市計画決定では、片側2車線、合計4車線で、両サイドに歩道といった形で、かなり幅の広い道路を予定していたんですけれども、人口や交通量の減少を踏まえ、もう片側1車線でいいのではないかと。歩道も両側ではなくて、片側だけでいいのではないかということを検討したいと思っています。また、(2)のほうですけれども、例えば伝統的建造物群保存地区という形で、その建物を将来にわたって保存していくということが決められた、その建物が都市計画道路の路線上にあるというような場合には、一方で、伝統的建造物群保存地区なので、現在の建物を保存してくださいと言いながら、都市計画道路の線に引っかかってるというのは、これは矛盾ですので、そこを回避するような形で線形、構造を検討するといったことも今回の見直しではやっていきたいと思っております。
改訂版における都市計画道路の見直しフローは、5ページのとおりでございます。
今後の予定は、6ページでございまして、策定の終わりました、このガイドラインの改訂版を県のホームページで、今日、公開します。4月から、この改訂版の運用を開始しまして、関係する市町村に周知し、県内全域の見直し対象路線を抽出して、順次見直しに着手したいと思っております。
次に、参考というところですけれども、県が決定している都市計画道路は約400路線ございます。そのうち、見直し対象外が210路線、見直し対象外というのは既に完成しているか、事業着手済みの路線です。見直し対象が190路線で、そのうち20路線は既に廃止するということで1巡目でもう決まりましたので、残り170路線について、今回見直しの対象とするということでございます。その170路線については、既に一部、都計決定を廃止したものもありますけれども、今回、その廃止されなかった残りの部分について、改めて見直しの対象に加えるということでございます。
私からの説明は以上でございます。
司会:
それでは、質問のございます方はお願いいたします。
奈良テレビさん。
記者(奈良テレビ):
まず、このガイドラインが令和6年度から改定着手ということですが、具体的な期間として、いつからいつまでで考えられたものなのかというのと、対象になっている170路線が1巡目のときの190から廃止された20を引いてということで、その対象になったところで、これまでに工事に着手したところがなかったという認識でいいのかを確認させていただきたいです。
知事:
2点目の質問から答えますと、対象の170路線で既に工事に着手してるというところはございません。
1番目のガイドラインの改訂版の策定にいつからいつまで時間を要したかは、事務局から。
県土利用政策課:
1巡目の改定の見直しが大体、完成する見込みになった令和6年の10月から見直してまして、今般、3月に改定が終わったという形になっております。
記者(奈良テレビ):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
NHKさん。
記者(NHK):
今回の見直しを通して、新たな時代に合った土地の利用であるとか、活用ということがメインになってくるかと思うんですが、知事としては、何を一番、効果が得られればいいというふうにお考えですか。
知事:
先ほども言いましたように、私権制限がかかってるわけですよね。県として、一応計画はあるけど、本当にやるのかというような路線に関してまで、地権者の皆さんが建物を建て替えるときにセットバックを強いられるというのは、これは理不尽なことではないかという思いが私の中にございまして、そういう地権者の土地に対する所有権を尊重するという観点で、やる、やらないというのは、もうなるべく早くはっきりさせたほうがいいのではないかと、そういう思いで、この2巡目の見直しを指示したところでございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
奈良新聞さん。
記者(奈良新聞):
見直しなんですけども、どれぐらいをめどに完了する予定なんでしょうか。
知事:
どれぐらい時間がかかるかは分からないのですが、私は5年ぐらいでやってほしいと思っております。事務局は違う見解があるかもしれません。
県土利用政策課:
知事からも説明がありましたように、市町村と連携しながら、市町村のまちづくりなどを確認しながら県としても進めたいと思っております。できるだけ早くというご指示ですので、1巡目は、15年かかりましたが、おおむね10年ぐらいをめどにやりたいなと思っております。
知事:
私は、それはちょっと時間かけ過ぎではないかと思いますが。
県土利用政策課:
分かりました。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
時事通信さん。
記者(時事通信):
1ページ目の県の都市計画道路の整備率55.6%について、何か全国の順位など、もしあれば、教えてください。
知事:
どうですか、事務局。
県土利用政策課:
今手持ち資料がないので、後ほどでもよろしければ、お渡しするようにします。
大阪で出没した鹿について
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
それでは、そのほかの質問がございます方はお願いいたします。
NHKさん。
記者(NHK):
先日来、大阪のほうで野生の鹿が出没して、ちょっと話題になったりしているんですけれども、昨日ですか、大阪市長が、その対応について、奈良県と協議中ですというようなご発言があったということでして、まず、そもそも今回のこの件について、知事、どのようにお考えなのかということが1点と、今後、奈良県が仮にあの鹿を受け入れるということはあるのか、ないのか、その点についてお聞かせください。
知事:
まず、奈良公園の鹿に関する法的な位置づけからご説明させていただきたいと思っているんですけれども、この奈良公園の鹿が文化財保護法上の天然記念物として指定されているのは、旧都祁村と旧月ヶ瀬村を除く奈良市内全域とされています。ということは、今申し上げたエリアから一旦出た鹿については、文化財保護法上の天然記念物ではないということになります。そうすると、こういう動物の保護、管理に関して、鳥獣保護管理法という法律があるのですが、今申し上げたエリアから外に出た鹿は、これはもうイノシシや熊と同様の野生生物ということになります。ですから、基本的にその取扱いは、この鳥獣保護管理法にのっとって、イノシシや熊と同様に対処するというのが法律の原則になってきます。
その上で、大阪府におきましては、この鳥獣保護管理法という法律に基づきまして、第13次大阪府鳥獣保護管理事業計画というものを定めています。その管理計画、第13次大阪府鳥獣保護管理事業計画におきましては、被害防除対策によっても被害が防止できないときは、人身被害の防止等のために鹿の捕獲に対して許可をすることができるという記載がございます。その大阪府は、この第13次大阪府鳥獣保護管理事業計画の下位計画として、大阪府シカ第二種鳥獣管理計画(第5期)というものを定めています。その大阪府シカ第二種鳥獣管理計画(第5期)におきまして、特定の加害個体を狙った捕獲というものも許容しております。その鹿を捕獲したいという許可申請が上がってきた場合、大阪府は、その許可権限を大阪市に権限移譲しています。もしそういう許可申請が上がってきたときは、鳥獣保護管理法の9条3項3号というものに基づいて、先ほど言いました大阪府シカ第二種鳥獣保護管理計画(第5期)というものに重大な支障を及ぼすおそれがないと認められるときは、その許可申請者から出された申請を許可しなければならないというふうに法律は決めています。その捕獲の許可申請書には、鳥獣保護管理法施行規則に基づいて、捕獲した後の処理をどうするか、これを書いた上で申請しなければならないということになっておりまして、奈良県の運用においては、もし殺処分せずに、獣を放すことを放獣と言っていますけれども、その放獣する場合は、どこに放獣するかということを明記することを奈良県の運用では求めています。ただ、大阪市の許可申請書の書式を見たことはないので、大阪市のほうで、具体的に放獣場所の明記まで許可申請書に記載することを求めているかどうかは分かりません。
奈良県としては、もし捕獲許可の申請書において、奈良県内で放獣するということを求めてきた場合において、どう対応するかなんですけれども、先ほど申しましたように、鹿はあくまで野生動物ということで、奈良市から出た鹿はですね、天然記念物ではなくなります。もちろん奈良公園内の鹿も野生動物なんですよ、別に飼育しているわけではないので。ただ、天然記念物という位置づけがされていますけど、奈良市から出た鹿は天然記念物という位置づけがなくなるということです。そうすると、その鹿があくまで野生動物であるということで、農林業や人身への被害を及ぼすおそれが否定できない以上、奈良県内での放獣ということを認めることはできないということになります。ですから、先ほども申しましたように、法律上は、鹿であっても、イノシシや熊と同じ扱いになってしまうので、例えば和歌山県で捕獲された熊を奈良県内で放されたら、それはちょっとやめてくださいよということになるのと同様に、法律上の立てつけとしては、鹿についても大阪府下で捕獲された鹿については、大阪府下で放獣してくださいということをお願いすることになると思います。
ちょっと非常に杓子定規の話に聞こえるかもしれませんけれども、全国的な運用として、奈良県が把握している限りは、ある都道府県内で捕獲された野生動物を、他の都道府県で放獣したという例は確認できていません。そうすると、今回もこの原則を崩すことはできないという判断になりました。ニュースだけ見ると、発見された経過等からして、奈良公園から行った可能性があるということは、私もそうかなと思いますし、奈良公園から迷い込んだ鹿であれば、かわいそうだから、奈良県、奈良公園に戻してあげたらいいじゃないというのは、私も最初はそのニュースを見てそう思ったのですが、いろいろと法律を調べて、実際の運用を調べて、県職員と議論した結果、今申したような判断になったということでございます。なかなかちょっとすぐには、県民の皆さんにご理解、あるいは、全国の皆さんも注目されている話だと思いますので、すぐにご理解いただけないかもしれないんですけれども、鹿が農林業や人身への被害を及ぼすおそれが皆無ではないという観点から、県境をまたいでの放獣、放つということは、ちょっと全国的にも前例がないので、受け入れられないと、こういう判断となりました。以上でございます。
記者(NHK):
ありがとうございます。
ということは、今後、その鹿がどこに行くかは分からないわけですが、現状を見ると、大阪にいる鹿は、もし捕獲をするのであれば、もう大阪で捕獲をして、大阪で放獣をしてくださいと。実際に大阪市と奈良県の間での協議の中に、奈良県さん、お願いしますよみたいな、そういったやり取りはあったのでしょうか。
知事:
奈良公園から来た可能性が否定できないので、奈良公園に戻すということはあり得るのかという打診はございました。それに対して、今のような見解を既に伝えさせていただいています。
記者(NHK):
ということは、大阪市は、もっと広く言えば、大阪府も含めてかもしれませんが、奈良県の見解というのはもう理解していただいているということでよろしいですか。
知事:
奈良県のスタンスというのはお伝えして、今日、定例会見で聞かれる可能性もあるので、定例会見でそのように説明しますということも既にお知らせ済みです。
記者(NHK):
今後のことも、野生動物なので、よく分からないのですが、今後また同様のことがあった場合、これはちょっとこちら側としても何らかの対応というのは必要だとお考えですか。それとも、もうこれは自然の摂理に任せる問題だということでしょうか。
知事:
鹿がどこに行くかというのは、当然それはコントロールできないことですけれども、こういったことの背景として、先ほど言った旧月ヶ瀬、旧都祁を除く奈良市内における鹿の頭数が非常に増えてきていると。そして、生存競争が激しくなっているという背景がどうやらあるようでございます。じゃあ、その生存競争が激しくなったので、餌を求めて遠方に出ていくという構造になっているのであれば、鹿の頭数管理ということをどうするのかということを考えていかざるを得ないということでございます。先ほど言った天然記念物として指定されているエリアの中であっても、農作物への被害というのは、もうずっと昔からあって、裁判も昔あったわけでございます。それが奈良当該エリアから出ていくということは、同様の被害が拡大するというおそれもあるわけで、じゃあ、それは全く知りませんということでいいのかどうなのか、つまり、これまで奈良公園の鹿というのは、長年、人と鹿が共生してきたというふうに私も思っていますが、共生とはいえ、実際上は農作物への被害もあり、あるいは、人間の加害行為、つまり、車にひかれて死ぬ鹿もおり、逆に、鹿につつかれてけがをする人間もおり、全く問題がなかったわけでは決してないわけですよね。ですから、そういう問題を増やさないためには、今後、一定の頭数、この頭数管理をどうしていくかということを議論していかなければならないと。それで、明日でしたっけ、委員会の名前をお願いします。
奈良公園室:
奈良のシカ保護管理計画検討委員会がございます。
知事:
恐らく今回のこの大阪市で発見された鹿のことも議論の対象になると思われます。その上で、先ほど言いましたように、奈良公園というか、奈良市内の鹿が増えているのであれば、それについてどういう対応をすべきかということも今後議論をしていくことになろうかと思います。
記者(NHK):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
読売新聞さん。
記者(読売テレビ):
奈良から移動した鹿という前提にはなりますが、奈良にいるときは角切りなど人の手が入って、完全な野生とは言えない状態になった鹿が移動して、法律の立てつけが替わったからといって、野生動物として扱うという法的な杓子定規に当てはめることについて、知事の考えをお聞きできればと思います。
知事:
法的な位置づけが替わったわけではなく、もともと存在する法律と実務的な運用を踏まえると、先ほど申し上げたような対応になるということです。
記者(読売テレビ):
あくまでも法的な適用で進めようということで、もう決まったということでよろしいでしょうか。
知事:
日本は法治国家なので、法律の原則を変えるわけにはいかないということです。ただ、奈良公園の鹿が越境するという事態は当然、想定はされていなかったと思います。新たな事態であると思っていますが、突き詰めて言えば、奈良市内の鹿の頭数をどうしていくのかという問題に収れんしていくのかなと思っています。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
時事通信さん。
記者(時事通信):
大阪市側に奈良県の考えを伝えたということですけども、大阪市側の反応はどのようなものだったのでしょうか。
知事:
特段、見解は聞いておりません。
記者(時事通信):
一方的にお伝えして、理解はしてもらったという考えなのでしょうか。
知事:
一方的ではないです。
記者(時事通信):
理解はしてもらったという感じでしょうか。
知事:
理解してくれているかどうかは分かりません。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
毎日新聞さん。
記者(毎日新聞):
大阪市との協議でお伝えしたのはいつのことでしょうか。
知事:
昨日、私が直接、吉村大阪府知事と横山大阪市長にお伝えをしました。
記者(毎日新聞):
電話でお伝えしたということでしょうか。
知事:
電話がかかってきて、文書でお答えしました。
記者(毎日新聞):
電話がかかってきたのも昨日で、文書を書いてファクスかメールで返事をしたということでしょうか。
知事:
横山さんから電話がかかってきたのは一昨日で、吉村さんから電話がかかってきたのは昨日です。それに対して文書で昨日回答したということです。
記者(毎日新聞):
県民や他の地域からの問合せは奈良県にどれくらいあるのでしょうか。
奈良公園室:
問合せは14件です。
記者(毎日新聞):
全て電話でしょうか。
奈良公園室:
電話とメールです。
記者(毎日新聞):
どのような内容か教えてもらえないでしょうか。
事務局:
奈良公園の鹿ではないのか、ということと、奈良公園に連れ戻せないのか、というようなお問合せです。
記者(毎日新聞):
何日から何日までの間の件数でしょうか。
奈良公園室:
今月16日以降で、昨日までです。
記者(毎日新聞):
今回このようなことが起こった問題点など思われるところは何かありますでしょうか。
知事:
さっき言ったように鹿の頭数が増え、生存競争が激しくなっているのではないかという説を今立てています。
記者(毎日新聞):
管理方法など実際に野放しになっていることに関して、知事のお考えやご意見はありますでしょうか。
知事:
野放しになっているのは昔からじゃないですか。
記者(毎日新聞):
昔からですが、今まで想定していなかった事態が起こったので、これからもこのままでよいのか、何か変えていかないといけないと思っているのでしょうか。
知事:
それは柵を設けるわけにはいかないので、頭数をどうしていくのかということを検討していかないといけないということです。
記者(毎日新聞):
今の頭数をどうするかということを、取りあえずやっていこうかということでしょうか。
知事:
差し当たってはそうかと思いますが、事務局で補足すべきことありますか。
奈良公園室:
そのとおりかと思います。
記者(毎日新聞):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
朝日新聞さん。
記者(朝日新聞):
前提として、大阪府で今確認されている鹿は、そもそも奈良公園にかつていた鹿と県としても認識しているのでしょうか。また、生駒山など野生の鹿がいないとされていますが、他から来た可能性はどの程度あるのか、ないのか。その辺りの認識を教えていただけないでしょうか。
知事:
どこから来たかを断定することはできないですが、テレビ等で報道されている、何月何日にどこで何頭見つかったかという発見の経緯を見ると、だんだん東から西に行っていますので、奈良公園の鹿が行った可能性はあるかと思います。
司会:
では、鹿に関するご質問はよろしいでしょうか。
産経新聞さん。
記者(産経新聞):
おそらく、熊が出たら殺処分になっていると思います。奈良の鹿かもしれない、あるいは鹿だからという理由かもしれませんが、知事がおっしゃるように、奈良市を離れて野生生物であるという観点の場合は、やはり大阪市になると思いますが、最終的な判断をもうちょっと早めにするべきではないかという気もするのですが、どうお考えでしょうか。
知事:
大阪市のことですので、私が大阪市の対応について論評する立場にはないと思います。
司会:
ほかに、大丈夫でしょうか。鹿に関するご質問は以上でよろしいでしょうか。
毎日新聞さん。
記者(毎日新聞):
法律に基づいてと言いますか、基本的に奈良県はノータッチで大阪府でということでよろしいでしょうか。
知事:
ですから、大阪府下の大阪市で発見された野生動物なので、捕獲の許可権者は大阪市ですので、まずは、大阪市で対応するのが法律の原則かなと思います。
渇水対応について
司会:
それでは、そのほかの質問ございましたら。
読売テレビさん。
記者(読売テレビ):
取水、給水制限に関してですが、現在、一定のダムからの取水に制限がかかっているというふうに理解しております。試験的に給水の減圧も、試験的なもので始めているというふうに聞いているんですけど、実際の給水の制限に関して、見通しなど、現在ありますでしょうか。
知事:
本日午後1時半から、国が主催する紀の川渇水連絡会が開催される見込みでございます。そこで、取水制限率が強化された場合には、従前から既にお伝えしているとおり、奈良県も減圧による給水制限をやらざるを得ないというふうに思ってます。
記者(読売テレビ):
現状、見通しとしては、まだその会議を待ってということになりますでしょうか。
知事:
はい。
記者(読売テレビ):
ありがとうございます。
民俗資料収集・保存方針等検討委員会について
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
読売新聞さん。
記者(読売新聞):
先日行われました民俗博物館の検討委の関係でお聞きしたいんですけれども、民俗博物館で、具体的に、譲渡、活用、それから、廃棄といった案というか、方針が出たわけですけれども、それについて受け止めと知事の期待というところをお聞きしたいのと、それから、3Dの保存というのはどうなっているのか、まだやる方向で進められているのかというところをお聞きしたいです。
知事:
近々、委員会から答申をもらう予定になっておりますので、当然、その答申の内容を尊重して、今後の対応を決定していきたいというふうに思っています。
3D化の作業については、やるつもりですけど、今どういう状況か、ちょっとよく分からないですけど、今、所管の課長等がいないので、また後で課のほうに問い合わせていただけますでしょうか。
記者(読売新聞):
分かりました。ありがとうございます。
すみません、これから答申があって、そこでというお話がありましたけれども、一旦、そういった指針が出たというところでの期待などで構いませんので。
知事:
答申される内容は、除籍を許容した上で、ただ、その除籍するに当たっては、いろんな有識者等の意見を伺うということで、きちんとした手続、そして、有識者の意見を踏まえた上で除籍をするという流れを定めた答申内容になるものと考えてます。それは、民具等の保護と、保管場所のスペースの確保という、この相反する問題をうまく解決していく一つの手法ではないかなと、そういうふうに受け止めています。
記者(読売新聞):
ありがとうございます。
辺野古沖転覆事故について
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
産経新聞さん。
記者(産経新聞):
すみません、同志社国際高校の修学旅行中に女の子1人亡くなったという海難事故に関係して、ちょっと2点伺いたいことがありまして……。
知事:
ちょっと今日の記者会見のテーマではないんじゃないですかね。
記者(産経新聞):
違いますか。いや、一応、奈良県は、修学旅行生を受け入れる立場にあって、ちょっとこの件に関しては、遊覧船の登録をしていないのに、遊覧船みたいな仕事をしているとか、ぽつぽついろんなことが散発的に指摘されてきているんですけれど、多分、ああいうグレーになっているような物事というのは、何か事故が起こったときにはすごく深刻化しちゃうというのが今回よく分かっているんですよ。観光県の知事として、例えばああいった何か怪しい、少しこれはもうちょっと厳しくしたほうが、後々の安全管理の点ではいいんじゃないかみたいなことを、何か対策など、考えていらっしゃることはありますか。
知事:
奈良県内での修学旅行生の訪問先というのは、その多くは、遺跡とか神社仏閣というものであって、危険を伴うような修学旅行というのは、ちょっとあんまり想定できないので、具体的な何か対策等を取る必要があるというふうには、今は思ってはいません。それは、当然、学校とか、旅行事業者がきちんと児童生徒の安全確保のための措置を取った上で、修学旅行を実施していただいてると思いますし、実施していただくのが当然であると、そういう認識です。
記者(産経新聞):
あと一つだけ、船が転覆する前、波浪注意報が出ていたというところで、例えば船長に全部任せていましたとか、あるいは、もう先生が同伴していなかった、同伴していたらああいう事故にならなかったとは、僕は思いませんけれど、やっぱりいささかコミットしてないような気が、学校側ももうちょっと注意払ったほうがいいんじゃないかと思ったんですが、いかがお考えですか。
知事:
それは、ちょっとコメントする立場にございません。
奈良市新年度予算(温泉調査)について
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
関西テレビさん。
記者(関西テレビ):
ちょっと奈良市の話にはなっちゃうんですけど、奈良市の来年度予算案で、猿沢池のほうで温泉の地質調査費が計上されているんですけど、もしこの温泉源が見つかったときの奈良県の観光への影響や、期待感などをお聞かせいただければと思います。
知事:
温泉が猿沢池の近くで見つかったら、奈良県の観光には非常にプラスだと思います。とりわけ、奈良県の観光の課題として、宿泊客が少ないという課題がございます。やっぱり宿泊客は、泊まるところに温泉があったほうがお喜びになられる方が多いと思いますので、今、奈良県が進めている宿泊客増という、その取組に追い風になるんじゃないかなというふうに思います。
記者(関西テレビ):
ありがとうございます。
司会:
ほかに質問はございますでしょうか。
それでは、以上をもちまして本日の知事定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
知事:
ありがとうございました。
以上
(発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。)