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ページ番号:22435

更新日:2026年3月19日

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令和8年度2月18日知事記者会見

司会:

 ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。

 本日の会見は、ユーチューブ、奈良県公式総合チャンネルでライブ配信しております。

 知事からの発表案件は、観光政策パッケージ2026~観光産業の発展と地域活性化の実現にむけて~でございます。

 山下知事、よろしくお願いいたします。

 

知事:

 度々の記者会見、お疲れさまでございます。

 この観光政策パッケージとは何かということなんですけれども、1ページ目、ご覧ください。観光政策パッケージ策定の趣旨というところなんですけれども、これまで、奈良県観光総合戦略というものがございました。これは、令和3年度から7年度の5か年を対象とするものでございます。それが今年度終了いたします。通常であれば、こういう場合、またこの観光総合戦略というのを更新して5年分の計画を立てるんですけれども、それはもうやめました。なぜなら、観光に関するお客様のニーズとか、あるいは、サービスを提供する側の例えばホテルとかレストランがどれだけできるかとか、それは、そんな6年後、7年後はどうなってるか、はっきり言って分かりませんので、そんな先の計画を立てるということは無意味ですし、こういう5年間の計画というのを立てるのはやめて、毎年、更新していくスタイルに改めることにいたしました。この観光総合戦略に代わるものとして、毎年度、この観光政策パッケージというのを策定することにしました。観光政策パッケージというのはどんなものかというと、今後、奈良県としてどういう方向に力を入れていくかという、観光政策の方向性を示すものでございます。こういうことを示すことで、観光政策に関わる県職員や市町村職員、あるいは、観光協会などの関連団体、あるいは、観光事業者と、県はこういうことを考えてるんだなと、うちも同じようなことを考えてたから、じゃあ、県と協力して何かできるんじゃないかとか、そういう観光協会とか、観光事業者、あるいは、市町村が県と同じ方向を向いていた場合に、県といろんなことが連携してできると、そういう意味があるのかなというふうに思っております。ですから、そこに記載しているとおり、観光政策に関わる県職員や市町村職員、観光協会などの関連団体、観光事業者等との間で何に力を入れるのか、何を優先して進めるのかを共有し、県全体で同じ方向に向かって観光を推進する道しるべになると、そういう意味があるというふうに考えてございます。加えて、この観光政策パッケージというのは、毎年、毎年出されるいろんな統計、そうしたものを踏まえて、さらに観光戦略本部でのご意見もいただきながら、毎年、毎年、重点施策を差し替えていこうと思っておりまして、そうすることで、変化の激しい観光分野において機動的に県が政策を実行できる、そういうふうな効果が期待できると考えています。

 次、お願いします。奈良県の観光の課題として、我々、安い・浅い・狭いということを常々申し上げているんですけれども、じゃあ、どうしていくのかと、これから、いうことなんですけれども、こういう稼ぐ、守る、繋ぐというサイクルでこれからやっていきたいと考えております。どういう意味かというと、稼ぐというのは、文字どおり、お金を稼ぐということですけれども、お金を稼ぐということは、観光産業で人が雇用されるということですから、地域経済を維持するということに、当然、そういう効果もあるわけですよね。地域経済を維持しつつ、お金を稼ぐ。そして、その稼ぐことで、新たに民間事業者は設備投資等に新たにお金を投入できる、利益を投入できる。そして、我々は我々で、後でちょっと説明しますけれども、観光客が増えることで新たな財源を確保して、それを様々な文化や景観を守るといった事業に充てていくことができるということです。奈良公園をきれいに保全するということだけでもかなりのお金とマンパワーが要るわけで、だけど、それをやっていかないと、次につながらないということになりますので、お金を稼いで、その財源で文化や景観を守って、そして、その観光資源を後世につないでいくと、こういう稼ぐ、守る、繋ぐという、そういう正のスパイラルで観光政策を展開していけたらなというふうに思っております。

 2026年度の観光政策の柱ですけど、4本柱を立てさせていただいております。

 その4本施策を紹介させていただきますけれども、一つは、4ページ、持続可能な観光の推進ということでございますけれども、具体的なお話をしたほうがいいと思いますので、4ページには、これは、令和7年度の施策を記載しておりますけれども、令和8年度は、5ページに記載のとおり、奈良公園を守り未来へつなぐ取組ということで、これは従前からやってることなんですけれども、新たに、そこに書いてございます、奈良公園を守り未来へつなぐ取組というところの下から3行目ですけど、行政や民間等の関係者が奈良公園の諸課題の解決の協働を目指して進めていくための協議会というのを設置していきます。それから、その2行下ですけど、ごみの置き去りの多い公園内のトイレ付近へのスマートごみ箱の常設化ということなんですけども、これまで、バスターミナルの前に実験的に2基置いて、途中から、そのうち1基を東大寺の県営駐車場のところに1基を移設して、利用状況を検証してきたんですけれども、その東大寺の県営駐車場のところのほうがごみが多いということで、2基とも東大寺にございます県営駐車場のほうに常設と、もう実証実験ではなくて、常設ということで、ごみ箱を設置していきたいというふうに考えております。これ、外来植物の駆除は継続です。それから、新規施策を中心に申しますと、5ページの3つ目ですね、持続可能な観光の実現に向けた新たな財源の確保ということなんですけれども、これ、先ほども言いましたように、多くの観光客に奈良公園に来ていただいてるんですけれども、あそこに生息している天然記念物の鹿に関するいろんな事故とかも増えております。鹿が事故に遭った場合、奈良の鹿愛護会の皆さんが助けに行って、鹿を病院に連れていったり、また、鹿と接触して観光客がけがした場合、その観光客が病院に行くのに、奈良の鹿の愛護会の人がついていってるというようなことで、非常に奈良の鹿愛護会の人たちが非常に忙しくなっております。県と奈良市、春日大社で補助金出してるんですけども、補助金の額もどんどんどんどん増えていっておりまして、そうした奈良公園の維持管理に必要な経費を賄うために、新たにクラウドファンディング等をしていきたいというふうに考えてまして、そのための制度設計のために2,000万円計上しております。

 その次、広域周遊観光の推進ということなんですけれども、これは、奈良県の観光の課題として、狭いということを申し上げておりますけれども、もうちょっと中南和のほうに誘客をしていきたいというふうに考えてございます。令和8年度の取組といたしましては、7ページにありますとおり、昨年度から継続して、大河ドラマや世界遺産登録を契機とした広域周遊の促進をしていきたいと考えております。それから、さらなる広域周遊ということで、奈良、三重、和歌山、3県共同で紀伊半島を周遊するツアー等をどんどんどんどん造成して、PRしていこうということで取り組んでおります。今、観光庁の事業で、この紀伊半島を対象として、このツアーの造成とかPRをする事業を観光庁のほうでやっていただいてるんですけども、それが今年度で終わるんでしたっけ。(「いや、あとさらに2年ございます、それと連携して、県も、3県で連携してやる」と呼ぶ者あり)ということで、そうした事業に2,000万計上しております。

 それから、次に、3番目の柱として、宿泊観光と消費の拡大ということでございますけれども、9ページに新規施策のほうがございます。宿泊施設の誘致や既存宿泊施設の魅力向上ということで、宿泊施設立地促進事業補助金というのがございますけれども、これまでは、客室数が5室以上しか対象になってなかったんですけれども、5室未満、1室から4室の宿泊施設についても、新規に補助対象にしていくというふうに考えております。投資額の要件が3,000万円以上で、補助率が10%で、補助上限が1,000万円となっております。国内外OTAを活用した宿泊誘客の促進、これは昨年度から引き続いて実施しているものでございます。その下は、いわゆるナイトタイムエコノミーでございますけれども、今年度、若草山山焼きの行事で、特別席を設定して、有料で販売するといった事業をしておりますけれども、8年度におきましては、吉城園の紅葉のライトアップをするような新しい取組をして、夜の奈良の魅力を創出していきたいというふうに考えております。

 それから、4番目、観光DXの推進でございますけれども、こちらのほうは、以前、この記者発表させていただいた県が構築した観光データポータルサイト「みるなら」、グッドデザイン賞を受賞した「みるなら」を引き続きブラッシュアップして、そして、観光関係者にデータを提供していきたいというふうに考えております。また、さらに、これも継続事業ではございますけれども、データマーケティングの実施による、「稼ぐ観光」に向けた情報収集と分析もしていきたいと考えております。それから、最後、3つ目ですけれども、これまで宿泊統計調査といったデータは、1年に1回、秋頃に発表してきたんですけれども、1年に1回よりも、もうちょっと速報値を小分けして出したほうが、より今のトレンドが分かるだろうというふうに考えまして、1年に一遍出すんじゃなくて、四半期ごとの速報値を年に4回出していくというふうにしていきたいと考えております。

 次の資料は、12ページは、この観光施策に関する数値目標でございます。これ、2024年に立てたものでございます。観光消費額は、2030年度に4,200億円にしたいと思ってます。参考データとして、2024年に2,060億円でした。1人当たりの観光消費額なんですけれども、これ、2024年にこの目標値を立てたんですが、そのとき、1人当たり3万1,000円という目標値を出したんですけども、既にもうその目標値を設定したその年に、それを上回る3万3,284円になっておりました。この数値目標は2030年度の目標値でございますので、これは、ちょっと上方修正しなきゃいけないなというふうに思っております。日帰りの観光消費額も、2024年で4,400円で、2030年で6,000円ですけど、これもちょっと上方修正したほうがいいんじゃないかなというふうに思っております。これは、結局、物価高というのもありますけれどもね、物価高を反映してというものでございますけれども、こういう形で1人当たりの観光消費額が目標を上回るスピードで増大しているということでございます。延べ宿泊者数は、2024年で283万人ですが、2030年度には500万人を目指していきたいと考えております。

 私からの説明は以上でございます。

 

司会:

 質問のございます方はお願いいたします。

 読売新聞さん。

 

記者(読売新聞):

 数値のところでお聞きしたいんですけれども、午前中のレクのときに配られた資料との比較でお伺いしたいんですが、今の資料の5ページに奈良公園の取組が書いてあるかと思うんですが、これが3,090万円となっているかと思います。午前中のほうで、24ページになるんですけど、この奈良公園の登大路の地下道の美装化の検討も含めて、6,090万円というふうになっているんですけれども、これは含まれているという、同じものという理解でいいんでしょうか。

 

知事:

 登大路地下道の美装化は、この3,090万円には含まれてないです。

 

記者(読売新聞):

 なので、すみません、私の聞き方が申し訳なかったんですけれども……。

 

知事:

 いえいえ。

 

記者(読売新聞):

 この6,090万円というのは、この5ページにある3,090万円と別で、登大路のほうで3,000万円で、合わせて6,090万円ということでしょうか。

 

知事:

 ということだそうです。

 

記者(読売新聞):

 ありがとうございます。

 リンクするところがあるということですか。

 

知事:

 はい。

 

記者(読売新聞):

 分かりました。すみません、ありがとうございます。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 朝日新聞さん。

 

記者(朝日新聞):

 同じ5ページなんですけど、先ほどのスマートごみの常設化というのは、2基から増やしていくということなのかどうかということと、最後の目標値の1人当たりの観光消費額、上方修正ということですが、これは、3万1,000円、6,000円、それぞれこれから数値目標は変わる可能性があるということでしょうか、その2点。

 

知事:

 後者のご質問については、変えていかないと、既にちょっと実態と乖離してますので、早急に変えていきたいと思います。

 前者につきましては、実証実験ということで、まず、2基、バスターミナルに置きました。実証実験ということで、そのうち1基を大仏、東大寺の県営駐車場に移しました。どちらのほうが、より必要性が高いかという検証を行った結果、東大寺の県営駐車場のほうがより必要性が高いというふうに判断されましたので、2基とも東大寺に移して、もうこれは実験じゃなくて、どこが一番置くところとして最適かということが分かったんで、もう常設で置くと、そういう意味でございます。

 

記者(朝日新聞):

 増やすことはないですか。

 

知事:

 増やすことは、今後、検討します。

 

記者(朝日新聞):

 ありがとうございました。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 日経新聞さん。

 

記者(日経新聞):

 まず、奈良公園の維持に関する事業に関わるところなんですが、大体年間で、奈良公園の維持管理にどれぐらいお金がかかってるかというのが分かれば、クラウドファンディングで協力を求めるときにもイメージしやすいんじゃないかと思うんですけども、この辺りは試算は出されてますでしょうか。

 

知事:

 何やかんや全て込みで。

 

記者(日経新聞):

 そうですね、愛護会が使ってる事業費なんかも含めたりだとか、県の関連の予算だとか。

 

知事:

 それこそ、奈良公園室の人件費も入ってきますよね、そうするとね。

 

記者(日経新聞):

 そうですね。

 

知事:

 どうですか。

 

奈良公園室:

 そこまで広くすると、ちょっと今手元に資料がなくて、すぐお答えできませんので、また改めてきっちりとご説明させていただきます。

 

記者(日経新聞):

 よろしくお願いします。

 あと、夜のにぎわいの創出に関する施策についてなんですけれども、令和7年度は、ちょうど1月末に例のナイトミュージアムの実験が行われたばかりだと思います。知事のほうにも実験の結果など、お耳に入っていたら、知事の感想とか、評価みたいなところを……。

 

知事:

 いや、耳に入っておりません。

 

記者(日経新聞):

 ああ、そうですか。

 じゃあ、令和8年度の夜のにぎわい施策、先ほどちょっとライトアップというお話ありましたけども、現段階でもうちょっと詳しく伺えるようであれば、例えばいつ頃から何日間ぐらいするのかみたいなところ。

 

知事:

 じゃあ、ちょっと事務局のほうから。

 

奈良公園室:

 具体的な時期については、まだ検討段階でございますが、記載のとおり、例えば若草山の夜景なんかは、インバウンドの方にも非常に人気があるということですので、例えば奈良市さんでありますとか、交通事業者さんと協力して、奈良市の夜景を核とした夜のにぎわいというのを造成していきたいというふうに考えているというようなところでございます。

 

知事:

 吉城園の紅葉のライトアップは大体……。

 

奈良公園室:

 これは、紅葉ですので、秋頃にやろうというふうな考えを持っております。

 

記者(日経新聞):

 分かりました。ありがとうございます。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 共同通信さん。

 

記者(共同通信):

12ページの数値目標のところなんですけれども、先ほど上方修正していくものはしていくというふうにお話がありましたが、観光消費額と延べ宿泊者数については、このまま維持というお考えということでよろしいでしょうか。

 

知事:

 まあ、その辺もちょっと必要があるかどうか、これから検討したいと思います。

 

記者(共同通信):

 分かりました。

 続いて、5ページの奈良公園を守り未来へつなぐ取組のことでお伺いしたいんですけれども、先ほど協議会の設立についてお話がありましたが、知事、昨年10月末に奈良市議会と県市連携の勉強会、講師として講演されたときにも、何かこの協議会を、構想といいますか、お話しされてたような記憶があるんですけれども、そのときのものが今回具体化したという受け止めでよいんでしょうか。

 

知事:

 いや、そこで言ったのは、この話じゃなくって、奈良市の観光協会と例えば奈良県ビジターズビューローの連携とか、そういう話を多分そのときはしたんじゃないかと思いますね。

 

記者(共同通信):

 今回は、行政や民間等の関係者ってあるんですけど、具体的には奈良市……。

 

知事:

 奈良市ももちろん入ります。

 

記者(共同通信):

 奈良県だったり、民間等の関係者というのは観光……。

 

知事:

 民間は、観光、交通事業者ですね、近鉄とかJR西日本、奈良交通、それから、旅館組合とか、飲食業の組合とか、あと、東大寺、興福寺、春日大社などなどです。また詳しいのは、リストありましたよね。一応もう大体、お声がけは全部済んでまして、皆さんから参加するというお返事をいただいてるというふうに聞いてますので、既に詳しいリストございますので、ご興味あったら、ちょっとまた事務局のほうへ。

 

記者(共同通信):

 ありがとうございます。

 最後に、県では、今、奈良の鹿保護管理計画検討委員会、有識者の方などでつくる会議もあると思うんですけど、そういったところとは何か連携していくようなお考えがあるのかというの、もしありましたら、教えてください。

 

知事:

 どうでしょうか。

 

奈良公園室:

 それは協議会についてということでしょうか。

 

記者(共同通信):

 協議会と、この今回つくる協議会の連携・・・。

 

奈良公園室:

 ありがとうございます。現段階で、構成員として想定している中には、鹿の関係の方は含まれておりませんが、もちろん奈良公園の環境を守っていく上では、鹿への接し方の問題は避けて通れませんので、それがもし課題として上がるようであれば、そういう方にもお声がけをして、一緒に議論に入っていただくようなことは考えております。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 毎日新聞さん。

 

記者(毎日新聞):

 毎日新聞です。よろしくお願いします。まず、この観光政策パッケージですけども、このパッケージとしての予算というのは、金額はあるんでしょうか。

 

知事:

 それは、ここに載っけてる各施策の金額を合計したものという意味ですかね。どうですか、このパッケージに記載した施策を全部足し算したものありますか。

 

観光戦略課:

 そうですね、足し算いたしますと5億9,600万余でございます。

 

記者(毎日新聞):

 ありがとうございます。

 あと、先ほどの12ページの数値目標ですけども、観光消費額と延べ宿泊者数も検討と言っていましたが、これ、どうですかね、令和8年度の予算案の段階では、この数字が目標というふうにさせてもらって大丈夫ですよね。

 

知事:

 令和8年度。

 

記者(毎日新聞):

 はい。例えば当初予算の記事を作る中で、こういう……。

 

知事:

 現段階ではこれが最新なので。

 

記者(毎日新聞):

 分かりました。

 あと、ここの、すみません、12ページの参考のこの2024年は、年度でよろしいんですかね。2024年でいいんですか。

 

観光戦略課:

 そうですね、統計上は、歴年で出しておりますので、年で大丈夫です。

 

記者(毎日新聞):

 年で。分かりました。

 あと、この政策パッケージについて、五、六年先ではなくて、目先のというふうにおっしゃってましたけども、今、実際、11月ぐらいから奈良市内とかの観光客、大分減ってきてると思うんですが、その辺のところで、外国人観光客が特に減っているというのを見てまして、その辺に対応したものというのは、今回の予算案では、入れるとかというのは考えなかったんでしょうか。

 

知事:

 それは、冬場の減少に対する対応策ということなのか、中国との関係を踏まえた訪日客の減少に対する対応なのか。

 

記者(毎日新聞):

 今、恐らく、想像ですけども、そういった総理の発言とかの影響がというふうには、また、それによって直行便が減ったりとかというのも影響してるかとは思うんですけども、そういう現時点の中に社会情勢というか、そういったものの対応というか、その辺はどうですか。

 

知事:

 それを直接意識したような施策はないと考えます。

 

記者(毎日新聞):

 検討もしなかったという感じですか。

 

知事:

 そうですね、まあ、時期的に、もう来年度の予算要求の段階って、11月末とかでしょ、あれ、11月。10月末でしょ、予算要求の段階って。台湾有事の発言、その後ですからね、たしか。

 

記者(毎日新聞):

 はい。それが時期的にもし、そういう前であれば、そういったのも考えたけどもという感じですか、それとも……。

 

知事:

 いや、それ、どういう対応策があるか、でも、分かんないですよね、それね。対応策があるのか、ないのか、ちょっとよく分からないです。

 

記者(毎日新聞):

 分かりました。

 では、現時点では、それより前ということもあって、その辺は検討されてない予算ということですね。

 

知事:

 はい。

 

記者(毎日新聞):

 分かりました。

 それで、あと、ごめんなさい、先ほど四半期ごとにデータを・・・これは、もう、最短でいつからやるとかって決まってますか。

 

知事:

 それはもう決まってますよね、四半期ごとの公表はいつからやるのか。

 

観光戦略課:

 例えば宿泊統計調査というものにつきましては、この1月、2月、3月の統計を、早ければ6月頃の公開の一応予定をしております。

 

記者(毎日新聞):

 ありがとうございます。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 産経新聞さん。

 

記者(産経新聞):

 産経新聞です。お願いします。ちょっとこの中には出てこないんですけど、6月に監獄のホテルがオープンして、あと、高級豪華ホテルの建設、完成が続いていくわけですわ。来年は明日香のほうの星のやさんができて、あと、NTT系の日和ができて、さらに、その後は、都ホテルが出てくる。

 

知事:

 東大寺の中のですね。

 

記者(産経新聞):

 そうなんですよ。

 

知事:

 はい。

 

記者(産経新聞):

 とどめがJR東海も出てくることになってるみたいでして、ほとんどリゾート化じゃないかというぐらいなレベルまでいっぱいできてくるんですよ。これが、まず、この観光政策に与える影響みたいなものは何かお考えになってるのか、これはいいことか悪いことかも含めて、教えていただきたいのと、私、今上げたホテルで、全部、奈良市なんですよ、明日香除くと。やっぱり奈良市内ばっかりに高級ホテルが集中しちゃうと、話題性としては奈良市がさらっていってしまうし、その流れで観光客の流れも変わっちゃう可能性があるんですが、これについても何かお考えになってたら教えてください。

 

知事:

 よいことか悪いことかというと、よいことだというふうに思います。やはりそういう高級ホテルがあれば泊まりたいという、そういう層が存在すると思うんですね、特に海外の富裕層は、やっぱりそういうブランドネームのついたホテルに泊まりたがる人が一定数いるというふうに聞いてますし、そういうブランドのついたホテルは、独自の顧客網を持ってますので、非常にお客さんを集めるのも上手なので、そういう意味で、そういう富裕層の方のニーズを満たすことができるというふうに思います、一つは。それとともに、やっぱり実態として、そういう世界的なホテルブランドの宿泊施設が立地するというのは、要するに観光地としての何か、嫌らしい言い方かもしれませんが、観光地としてのブランドというか、ステータスも高まるので、それに伴って、より多くの観光客がさらに、ミドルといいますか、そういったところへの波及効果も非常に期待できると思いますので、やっぱり世界の人が憧れる観光地みたいなブランド戦略を進める上では、そういう高級ホテルが来るというのは、ブランドを確立するためには非常に有効な手だてだと思っておりますので、基本的には歓迎してます。

 奈良に集中してることについては、本当にご指摘のとおりなんですけれども、なかなかこれは県としても打つ手は非常にないですが、橿原駅周辺のホテルは、非常に、私、稼働率が高いって聞いてるんです、あそこのカンデオホテル、八木駅の南口にあると思うんですけど、カンデオホテルの稼働率が非常に高いって聞いてますので、今度、橿文の跡地に造る予定の複合ビルには、ぜひホテルを誘致したいなと思っております。それと、星のやのホテルが明日香に出ますんで、そういったものが呼び水となって、ちょこちょこ増えればいいなというぐらいの期待を持っております。

 

記者(産経新聞):

 そうなってくると、中南和に流そうと思うと、やっぱり世界遺産ですかねというところを、ちょっと期待のところを聞いておきたいので、お願いします。

 

知事:

 そうですね、もう世界遺産にはぜひ登録していただければと思っておりますが、現時点でネガティブな要因があまりないので、佐渡の場合は、金山での強制労働という側面がございましたけれども、飛鳥・藤原はそれがないので、私は十分期待していいんじゃないかというふうに考えているところでございます。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 読売新聞さん。

 

記者(読売新聞):

 宿泊施設の誘致、9ページですね。少ない客室数のものでも補助をするというふうになってますけど、これ、例えば1棟貸しの宿とか、何か民泊みたいなのも想定されてるということなんですかね。

 

知事:

 1棟貸しでも1室はあるから、要件上はなると思いますね、投資額が3,000万円以上であれば。担当から補足があるみたいです。

 

産業創造課:

 こちらについては、資料に※印をつけておりますが、1室から4室の対象が、古民家を活用するものに限るということにはなっておりまして、もちろん古民家を活用した1棟貸しであれば、対象になります。

 

記者(読売新聞):

 ありがとうございます。

 あと、もう1点、すみません、夜のにぎわい創出で、やっぱり夜に遅くまで開いてる飲食店が少ないというのも一つあるんですが、その辺の何か支援とか、後押しみたいなのはあったりはしませんか。

 

知事:

 もうそれ、おっしゃるとおりなんですけどね。それはもう、今のところね、結局、お店とかをやってる人のちょっと、お店とかをやってる人も、こういう吉城園のライトアップとか、ナイトタイムミュージアムとかやって、その期間だけでも遅くまでお店を開けていただいたら、結構お客さん来ることが分かったら、またやってくれるのかなと思っておりまして、その飲食店等を営業されている方に、夜遅くまで開けることのメリットを実感していただけるような取組をこつこつこつこつ積み重ねるしかないのかなと、現時点では思っております。補助金等を出してまでやってもらうというような性質のものではないと思いますので。

 

記者(読売新聞):

 ありがとうございます。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 共同通信さん。

 

記者(共同通信):

 全体に関して、少し抽象的な質問になるんですけれども……。

 

知事:

 どうぞ。

記者(共同通信): 

 観光施策パッケージというものを今回初めて策定されて、知事、昨年の漢字は「賑」という文字を一文字選ばれたと思います。新年度は、観光面で奈良県にとってどういう一年になるか、どういった一年にしていきたいかというところを知事からお伺いできればと思います。

 

知事:

 そうですね、令和6年度の宿泊客数283万人、過去最高、令和7年も過去最高になるのではないかと期待も込めて思っているときでございます。先ほど産経新聞さんのほうからお話もありましたけれども、監獄ホテルのオープンとか、そういう明るい話題も非常に多い年なので、かつ、「豊臣兄弟!」、世界遺産登録といったことがありますので、今年は勝負の年、飛躍の年、奈良県観光の飛躍、勝負の年というふうに思っております。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 NHKさん。

 

記者(NHK):

 先ほど橿原文化会館の跡地にホテルを誘致したいというお話がありましたけども、1月の橿原市とのまちづくり協議会のほうで、八木駅北側一帯のまちづくりというところで、跡地にはホテルや民間の商業施設でしたかね、そういった話だったかと思うんですけど、ホテルというのは、今、知事のお考えという感じか、橿原市ともそういうふうに話がもう進んでいる段階なのか。

 

知事:

 この前、記者発表させていただいたときに、公共公益施設、商業施設、ホテル、住居、この4つを具体例として挙げさせてもらいましたけれども、この4つを具体例として挙げることについては、橿原市さんとのコンセンサスは取れてますので、橿原市さんも同じ考えだと思います。

 

記者(NHK):

 先ほどホテルを誘致したいというふうに知事がおっしゃったのは、それは知事の今の個人的なお考えという理解ですか。

 

知事:

 いやいや、ですから、その4つを具体例として挙げることについては、橿原市も了解してますので、橿原市さんも同様のお考えだと思います。私の個人的な考えではないです。

 

記者(NHK):

 先ほど橿原文化会館の跡地にホテルを誘致したいと知事がおっしゃったんで……。

 

知事:

 ですが、それは、その複合ビルの中に、その一部にホテルを入れたいということです。

 

記者(NHK):

 別にホテルだけじゃなくて、複合施設……。

 

知事:

 ですから、例えば低層階は商業施設で、1階、2階は商業施設、3階、4階は公共公益施設、4階から上はマンション、最上階がホテルとか、最上階のほうがホテルとか、そんなイメージ。ホテルとマンションは反対になるかもしれませんけど。

 

記者(NHK):

 分かりました。了解です。ありがとうございます。

 

司会:

 ほかに質問はございますでしょうか。

 それでは、以上をもちまして本日の知事記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

知事:

 度々の会見、ありがとうございました。

 

(※「奈良県観光総合戦略」の資料1ページ目の年度に誤りがございましたので、正しい年度に基づき発言を修正しております。)

 

 以上

 

※発言内容については、読みやすくするために質疑テーマごとにまとめています。

また、発言の趣旨を損なわない範囲で文言を整理する場合があります。

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