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更新日:2026年5月11日

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イチゴ農家になるには

 

 イチゴは奈良県を代表する農作物です。近年では、サラリーマンなど農業経験のない方が、新たに農業に挑戦し、イチゴ農家になる方が増えています。しかしイチゴ農家になるには、栽培技術の習得や農地探し、資金の確保など、多くの苦労を覚悟する必要があります。
 イチゴは病気に弱く、安定して栽培を続けるためには、適切な対策が欠かせません。また、収穫後のパック詰めなどの作業では、正確さとスピードの両立が求められます。そのためイチゴで新規就農をされる方は、奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)等で十分に技術を習得されています。
 イチゴは生育のために十分な日光が必要なため、農地は日当たりの良い場所であることが必要です。また、新規就農者の多くは、立ったまま作業でき作業効率の高い「高設栽培」(写真参照)でイチゴを栽培します。この方法では多くの機械を使用するため、近くから電気を引いてこられること、さらに水も大量に使用するため、水道管が近くにあることも条件です。新規就農をされる皆様は、関係機関のアドバイスも受けつつ、条件に合う農地を探索されます。
 多額の設備投資も必要になります。「高設栽培」で十分な所得を確保するためには15アール(15,000㎡)程度の本ぽ(果実をとるためのハウス)が必要になりますが、必要な施設・機械を揃えるには3,500万円程度の投資が必要です。新規就農者向けの融資を活用できるものの、就農して10年程度は融資を返済し続けることになります。また、最初の収穫までの期間は収入がなく、その間の資材や燃料を購入する運転資金のために、自己資金(貯金)を確保しておくことも重要です。
 このように苦労が多い一方、イチゴは手間をかけた分だけ味や収穫量に表れやすく、やりがいのある品目でもあります。イチゴでの就農をご検討の方は、ぜひ一度お近くの「農林(農業)振興事務所」にご相談ください。
【豆知識】
「新規就農したい」とお考えの場合、まずはお近くの農林(農業)振興事務所にご相談されてはいかがでしょうか。農林(農業)振興事務所は奈良県の機関で、地域の農業振興を担う「普及指導員」が所属しています。「普及指導員」は農業の専門知識を有しているだけではなく、必要に応じ新規就農者の支援を行う各機関との橋渡しを行っています。各事務所の管轄は次のとおりとなっています。
北部農業振興事務所(奈良市、天理市、大和郡山市、生駒市、生駒郡)
中部農林振興事務所(大和高田市、橿原市、桜井市、御所市、香芝市、葛城市、磯城郡、北葛城郡、高市郡)
東部農林振興事務所(宇陀市、山添村、宇陀郡)
南部農林振興事務所(五條市、吉野郡)
(写真:イチゴの高設栽培施設)

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