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ページ番号:7369

更新日:2026年2月27日

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モモづくりのポイント

モモ

1.開園・植え付け

(1)品種

モモには早生から晩生まで多くの品種があります。モモは1本でも実のなる品種も多いのですが、品種によっては花粉が無く、他の品種が近くに無ければ結実しないものもあるので注意します。これら花粉のない品種を植えるときは、開花期が早く、花粉の多い、白鳳や清水白桃などの品種を同時に植えておきます。早生のモモは、年による味のバラつきも大きく、品質も良くないので、できるだけ、中生以降の品種を導入します。また、人工授粉の作業も大変なので、花粉のある品種が無難です。

モモの品種(中生・晩生)

品種名 収獲期 果実 花粉
白鳳 7月中旬 あり
大和白桃 7月下旬 やや大 なし
清水白桃 8月上旬 あり
川中島白桃 8月中旬 極大 なし
白桃 8月下旬 なし

(2)植え付け

モモは耐湿性が極めて弱いので、排水対策を十分にとります。(水田果樹導入のためにを参照)また植え付け時に、雨よけ・ハウス栽培の対応もできるように配慮します(植え付け方法は、イチジクウメの項を参照)。

2.整枝・せん定

モモは日当たりの悪い部分が枯れてくる性質があるので、樹のどの部分にもまんべんなく光が当たるようにする必要があります。整枝は、主枝2本、亜主枝4本の開心自然形に仕立てます。せん定は、間引きせん定を中心に行います。

整枝せん定

  • (1)植え付け1年後の冬
    モモは、基部優勢性が強く、後から出た基部に近い枝の方が強くなる性質があります。このため、第1主枝と第2主枝のバランスをとるため、1年遅れの強くない枝を第1主枝候補にし、角度を変えて支柱に誘引します。徒長枝や内向枝は基部から切り取り、主枝延長枝は先端から1/4位の位置で外芽を切り返します。
  • (2)植え付け2年後の冬
    主枝の先端は前年同様に切り返す。不必要な内向枝や徒長枝は切り落とす。主枝先端部より3角形になるように枝を配置します。強すぎない枝を亜主枝候補として残し、亜主枝の先端は主枝と同様に切り返します。
  • (3)植え付け3年以降
    年次経過に伴い4本の亜主枝を確立し、樹形を完成させます。
  • (4)夏季せん定
    通風、採光を良くし、樹勢を落ち着かせるため、徒長枝を切り落とす。立った新梢は、太い徒長枝になる前に捻枝(枝の基の近くを捻って倒しておく)をすれば翌年の結果枝になります。

夏季剪定

3.結実管理

  • (1)摘蕾(花)・摘果
    モモは着花量が非常に多く、摘蕾、摘果を行って果実数の調整をします。最終的に残す果実は、30cm以上の長果枝には2果、これより短い結果枝には1果程度にします。
  • (2)袋かけ
    5月下旬頃に摘果を終えてから、病害虫の被害と果面保護を目的として袋かけを行います。袋は新聞紙で作ることもできるが、専用の袋を使うと作業は早いでしょう。

4.施肥・土壌管理

元肥として11月に有梯質肥料を主体に施用する。追肥は9月に化成肥料を施用します。また、冬期にpH6.0を目標に苦土石灰や堆肥も施用し、土つくりに努めます。

モモの施肥基準(kg/10a)

施肥時間 N P K 堆肥 苦土石灰
元肥(11月中・下旬) 12 10 13 - -
追肥(9月上旬) 3 - - - -
土つくり(1~2月) - - 3 1,500 100
合計 15 10 - 1,500 100

5.病害虫防除

  • (1)縮業病
    春先に葉が変形する病気です。
  • (2)シンクイムシ
    モモの実の中に入って食害します。
  • (3)黒星病
    5月中旬から梅雨期に感染しやすいです。
  • (4)せん孔細菌病
    風の強いところに発生しやすいので防風ネットを設置します。
  • (5)灰星病
    主に成熟果に発病し、収穫期に降雨が多いと発生が多くなります。

6.収穫・出荷

モモの果実は、成熟前の短期間に急速に大きくなり甘味も増すので、早どりに注意してできるだけ完熟に近いものを収穫します。ただし、過熱にならないよう、こまめに収穫します。

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