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ページ番号:14619
更新日:2026年2月27日
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東洋民俗博物館
とうようみんぞくはくぶつかん
記入年月日 2025年1月31日

博物館外観

博物館内観

| 所在地 | 奈良市あやめ池1丁目1324番地の5 |
|---|---|
| 区分 | 建造物|住居建築 |
| 指定内容 | 奈良県指定有形文化財 |
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
歴史文化資源の概要
東洋民俗博物館は奈良市西部の菖蒲上池を望む高台に位置し、同地に所在していたあやめ池遊園地の一施設として昭和3年(1928)11月に開館した。主な展示品は、初代館長の九十九豊勝が収集した国内外の民族資料です。九十九は早稲田大学在学中に米国の文化人類学者フレデリック・スタールの助手となった人物で、その後、スタールの国内調査に随行しながら民族学の薫陶を受けました。
設計者は未詳ですが、大阪電気軌道株式会社(現在の近鉄)が建築主であると伝わることから、同社内で設計が行われた可能性が高いと考えられます。
本館は、桁行8.18m、梁間5.60m、切妻造、人造スレート葺の展示室をL字に組み合わせた建物で、入隅を東に向け、中央にポーチとホールが配されています。ホールは塔屋まで吹抜としています。建物は木造で外壁はモルタル塗大壁とし、腰壁から基礎にかけては割り肌の石張となっています。
展示室には、展示棚・展示台など8種類、計31台の什器が現存し、いずれも当初のものであると伝わっています。室内を撮影した古写真にも現在と同一の什器が写っており、これらが戦前まで遡ることは確実です。また、展示室にはガラス屋根があったと伝わりますが、昭和9年(1934)の室戸台風による被害を受け、現状の切妻屋根に改造されました。
博物館としては小規模であるものの、アール・デコを基調とした内外の意匠は昭和初期の流行を良く示しており、これを破綻無く纏め上げた設計者の力量には確かなものがあります。加えて、展示用の什器が当初のまま使用されていることも特筆されます。展示室のガラス屋根など改造により失われた部分もありますが、本県における昭和初期の文化施設の数少ない現存例として貴重です。
| 問い合わせ先 | 奈良県文化財課 |
|---|---|
| 電話番号 | 0742-27-9864 |
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