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ページ番号:14612
更新日:2026年2月27日
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豊﨑家住宅
とよさきけじゅうたく
記入年月日 2023年4月20日

豊﨑家住宅


| 所在地 | 奈良県奈良市西新屋町11 |
|---|---|
| 区分 | 建造物|住居建築 |
| 指定内容 | 国登録有形文化財 |
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
歴史文化資源の概要
奈良町中心部の西新屋町にある町家です。西新屋町・中新屋町・芝新屋町の3町は、室町時代末から江戸時代初期にかけて、衰退した元興寺の伽藍跡に新しくできた町で、「三新屋」と呼ばれます。西新屋町は古くから鍛冶屋が多く、鍛冶屋町とも呼ばれたといいます。
この建物にもかつて鍛冶屋が住んでいました。昭和40年代まで農機具店であったことから、元は農具などを作っていたと考えられます。
建物は、通りに面して主屋と南棟が並んでいます。主屋が先に建ち、後に南棟が増築されました。主屋は江戸時代、南棟も明治前期以前に建てられたとみられます。その後何度かの改造を経て、平成27~28年(2015~16)に現在の所有者によって整備・改修されました。主屋は、正面に蔀(はね上げ式の戸)と揚店(折りたたみ式の縁台)を入れ、庇上は低い壁としています。これは古い町家にみられる形式です。内部は、南側を吹き抜けの通り土間とし、北側に居室を設けています。南棟は、正面に主屋と一連の庇を設けていますが、庇上は虫籠窓や袖卯建を設け、高さも高くなっています。南棟の内部は平成27~28年に全面的に改装されています。なお、主屋と南棟の境には炉のような跡が残っていました。
主屋は平成30年(2018)に国の有形文化財に登録されました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
蔀・揚店など古式を示す表構え、土間と居室からなる平面構成、天井や箱階段をはじめとする造作等が旧状をよく伝えていて、近世に遡る奈良の町家の例として価値があります。伝統的な町並みがよく残る奈良町中心部にあって、歴史的景観の形成にも大きく寄与しています。さらに、鍛冶屋の遺構とみられ、鍛冶屋町とも呼ばれた西新屋町の歴史を物語る建物としても貴重です。
当資源と関連する文献史料
貞享4年(1687)の『奈良曝』に、西新屋町について「此町に鍛冶屋おほし。」とあります。
| 問い合わせ先 | 奈良市教育委員会事務局 教育部 文化財課 |
|---|---|
| 電話番号 | 0742-34-5369 |
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見解・学説等の相違については、ご了承ください。


