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更新日:2026年10月31日
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特別展「現代美術における墨表現 -墨と和紙の世界:町田久美・浅見貴子・新恵美佐子・荒井恵子」
展覧会概要
千年後に伝える、現在の表現とは?
奈良県立美術館では、長く引き継がれてきた文化が現在どのような状況にあるのかを、現代アーティストの作品や資料を通して紹介する展覧会を開催します。
今回取り上げるのは、奈良の伝統工芸品である墨と和紙です。墨は奈良県で国内の約9割を生産しており、日本書紀によると610年に中国から日本に渡ってきたとされています。以来、1400年にわたり墨づくりは職人の手によって受け継がれてきました。一方、吉野の手漉き和紙は1300年以上の歴史を持ち、現在でも古くからの製法が伝わっています。
日本の美術の歴史をひも解いても、墨と和紙は仏典や絵巻物から、水墨画や浮世絵、近代の日本画まで、美術の基盤として存在していました。このような墨と和紙の性質に着目し、本展では、「千年後に伝える現在の表現」を4名の現代アーティストの表現を通して考えます。あわせて、奈良に住み活動する墨や和紙の職人たちが、伝統を守り伝えるために行っている日々の営みや歴史を、資料や映通して紹介することで、奈良の文化の現在と未来について考えます。
| 会期 | 令和9(2027)年1月16日(土曜日)~3月14日(日曜日) |
| 休館日 | 月曜日 |
|
開館時間 |
9時00分~17時00分(入館は16時30分まで) |
| 料金 |
一般1200(1000)円、大学生1000(800)円 ※( )内は団体料金(20名以上) |
| 会場 | 奈良県立美術館 |
| 助成 | 芸術文化振興基金、公益財団法人花王財団 |
| 協力 | 株式会社アートフロントギャラリー、株式会社岩野平三郎製紙所、植和紙工房、錦光園、 株式会社呉竹、奈良教育大学漢字書道研究室、西村画廊、一般社団法人 日本文化資産支援機構、 福西和紙本舗、株式会社墨運堂 |
| 後援 | 奈良テレビ放送、奈良新聞社、西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、 奈良交通株式会社、公益社団法人奈良市観光協会、奈良県教育委員会、奈良市、 奈良市教育委員会 |
| 出品目録 | 準備中 |
作家プロフィール
- 町田久美
1970年群馬県生まれ、東京都在住。1994年多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。現在、武蔵野美術大学教授。2008年から翌年まで文化庁新進芸術家海外研修員としてデンマークに滞在。2014年第24回タカシマヤ美術賞受賞。近年の代表的な展覧会として、「Japanorama: A new vision on art since 1970」(2017、ポンピドゥ・センター・メッス、フランス)、「TOKYO: ART & PHOTOGRAPHY」(2021、アシュモレアン美術館、イギリス)、個展「町田久美作品展-1本の線」(2022、小松市立本陣記念美術館、石川県)や「浮世絵現代」展(2025、東京国立博物館表慶館)など
- 浅見貴子
1964年埼玉県生まれ、在住。1988年多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。2007年から翌年まで文化庁新進芸術家海外研修員としてニューヨークに滞在。2018年「第7回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」大賞受賞。近年の代表的な展覧会として、個展「浅見貴子展―変容のプロセス」(2020、21、中村屋サロン美術館、東京)、「せとうちの大気―美術の視点」(2022、香川県立ミュージアム)、「浦上玉堂―真の文人画家、ここにあり」特別展示「浅見貴子―玉堂に迫る!」 (2024、栃木県立美術館)など
- 新恵美佐子
1963年大阪府生まれ、神奈川県在住。1989年多摩美術大学大学院美術研究科修了。1990年初渡印の後、1998年にポーラ美術振興財団の在外研修員として渡印し、2010年以降インドで墨表現を広げる活動を続ける。近年の代表的な展覧会として、個展「新恵美佐子 祈りの花」(2024、横須賀市美術館、神奈川県)、「気配の力―拡大する日本画 岡村桂三郎/新恵美佐子」展(2025、香川県立東山魁夷せとうち美術館)など
- 荒井恵子
1963年東京都生まれ、千葉県在住。2013年に千葉県船橋市の曹洞禅宗宝成寺に襖絵を奉納。2018年に福井県越前市の紙祖神岡太神社・大瀧神社1300年大祭・御神忌を記念して襖絵を奉納。近年の代表的な展覧会として、個展「つくりかけラボ14 荒井恵子|和紙のフトコロ 墨のダイゴミ」(2024、千葉市美術館)、個展「荒井恵子 いろいろのいろ墨のいろ~奈良の100の墨をめぐって」(2025、奈良県立美術館ギャラリー)など
主な出品作品

町田久美《苦水》2024 72.7×91㎝
キャンバスにミクストメディア 個人蔵
© Kumi Machida Courtesy of Nishimura Gallery

浅見貴子《Transform 2108》2021 265×400㎝
墨、顔料、樹脂膠/白麻紙 作家蔵

新恵美佐子《祈りの花》2024 340×450㎝
顔料、アクリル、墨/キャンバス 作家蔵

荒井恵子《日々刻々-いろいろのいろ墨のいろ》2025 サイズ可変
墨/和紙 作家蔵
関連イベント
アーティストトーク
| 日時 | 1月16日(土曜日) 13時30分~16時00分 |
| 講師 | 町田久美、浅見貴子、新恵美佐子、荒井恵子(出品作家) |
| 会場 | 展示室 |
アート体験ワークショップ「墨と和紙の実験室」
| 日時 | 1月17日(日曜日) 13時30分~15時30分(13時00分開場) |
| 講師 | 荒井恵子(出品作家) |
| 定員 | 15名(事前申込制・先着順) ※お申し込みは12月頃から受付開始予定です |
| 対象 |
小学生以上、どなたでも ※小学生は保護者同伴、保護者は当日の観覧券が必要 |
| 会場 | レクチャールーム |
美術館講座「大和鹿膠とは-自然資源の活用と文化財の修復・保存の未来へ」
| 日時 | 2月13日(土曜日) 14時00分~15時30分(13時30分開場) |
| 講師 | 杉本洋(一般社団法人日本文化資産支援機構代表理事、市立五條文化博物館長、日本画家) |
| 定員 | 60名(当日先着順) |
| 会場 | レクチャールーム |
スペシャルトーク「墨と和紙の世界」
| 日時 | 2月27日(土曜日) 13時30分~16時00分(13時00分開場) |
| 講師 | 島尾新(根津美術館理事・横浜美術大学客員教授) 日野楠雄(文房四宝研究家・國學院大學文学部兼任講師) |
| 定員 | 60名(当日先着順) |
| 会場 | レクチャールーム・展示室 |
担当学芸員によるギャラリートーク
| 日時 | 第1回:1月23日(土曜日) 14時00分~15時00分 |
| 第2回:3月14日(日曜日) 14時00分~15時00分 | |
| 講師 | 山本雅美(当館学芸課長) |
| 会場 | 展示室 |
※イベントは参加無料。ただし、参加には当日の観覧券が必要です。
奈良の墨と和紙の体験イベント
会期中、奈良の墨や和紙会社の協力によりワークショップを開催します。
関連展示
- コレクション企画「素材と表現 ―墨と和紙が生んだかたち」
2027年1月16日(土曜日)~3月14日(日曜日)
同時開催
- 奈良ゆかりの現代作家展05 夛山祐子「日常収集録」
2027年1月16日(土曜日)~2月14日(日曜日)
- 奈良ゆかりの現代作家展06 植田陽貴「遠い水音、触れる火」
2027年2月16日(火曜日)~3月14日(日曜日)
奈良県立美術館
〒630-8213 奈良県奈良市登大路町10-6
TEL:0742-23-3968 FAX:0742-22-7032
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