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ページ番号:22508

更新日:2026年4月1日

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特集

2026年4月号

特集

これまで、徹底した事業の見直しと財政の健全化に努めるとともに、子育て支援や産業振興、観光振興など幅広い分野で新たな施策を展開してきました。その結果、合計特殊出生率や保育士の県内就職率の上昇、新規工場立地件数の増加、観光入込客数や観光消費額の伸びなど、さまざまな分野で着実に成果が現れ始めています。
令和8年度予算は「物価高対応・県民生活応援予算」と位置づけ、喫緊の課題である物価高への対応をはじめ、教育の無償化のさらなる充実や大型ハードプロジェクトの着実な推進など、県政各分野の重要課題に重点的に取り組みます。
奈良県の未来に向けて蒔いてきた種は、芽吹き始めています。その芽を大きく育て、花を咲かせ、確かな実りへとつなげるため、取り組みをさらに加速させます。

 


令和8年度予算額 6,220 億円

令和8年度予算の概要は?

県や国の重要施策に十分な予算を計上し、総額は過去最高(前年度比583億円増)となりました。

大型プロジェクトを着実に推進
+302億円
▶ならの道リフレッシュプロジェクト
▶県立高校トイレピッカピカ
▶文化会館の整備 など

国の「教育の無償化」に対応
+78億円
▶公立高校授業料や公立小学校給食費の負担軽減
▶私立高校の授業料等の支援(最大63万円を支給)

新たな「物価高対策」を実施
+58億円
▶プレミアム商品券の発行
▶物価上昇を上回る賃上げを行う 中小企業への支援 など

県基金に積み立て
+145億円

 

一般会計歳入・歳出の内訳は?

 

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財政の健全性は?

予算総額は過去最高となっていますが、国の有利な財源の活用や既存事業の見直しなどにより、
財政の健全性は維持しています。

既存事業の見直し 事業効果の高い施策への重点化を図るため、既存事業を見直します
66事業(効果額 ▲9.1億円)
事業の廃止 18事業(▲0.9億円)
事業の見直し 48事業(▲8.2億円) ※金額は令和7年度当初予算比
交付税措置のない県債残高と県税収入額との比率 img 2.6倍toku05img 2.3倍
※令和8年2月24日に県議会に提案した令和8年度当初予算案を基に作成しています。

 

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災害対応力向上へ

防災総合訓練や図上訓練の計画的な実施、応援部隊向けの通信環境整備により災害対応力の向上を図ります。あわせて避難所の生活環境を改善するための資機材を充実させます。

img 倒壊建物救出訓練
 

五條市に広域防災拠点を整備し、消防学校の移転を進めます

南海トラフ地震などの大規模災害に備え、応援部隊や支援物資を円滑に受け入れ、送り出すための南部中核拠点の整備を進めます。あわせて奈良県消防学校の移転整備に向けた基本計画を策定し、南部中核拠点と一体的に整備を推進します。
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南部中核拠点の整備

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奈良県消防学校の整備イメージ


   

 

奈良県西和医療センターの移転整備を推進します

西和地域の拠点病院である奈良県西和医療センターについて、斑鳩町のJR法隆寺駅南側地区への移転整備に向けた取り組みを進めます。

12 建設予定地(斑鳩町)
出典:国土地理院ウェブサイト(https://service.gsi.go.jp/map-photos/app/)
 

災害時に備えた保健・医療・福祉の連携体制づくり

高齢者や在宅避難者など多様な支援ニーズに、保健・医療・福祉が連携して対応できるよう「保健医療福祉調整本部」の体制を整備し、訓練や研修を実施します。

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避難者対応訓練イメージ

 

介護施設の長寿命化を支援します

高齢化の進展により不足する入所定員を確保するため、既存の特別養護老人ホームの長寿命化に取
り組む社会福祉法人などに対し支援を行います。

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老朽化した施設の外壁

 

介護職の魅力を発信し、人材確保につなげます

県民と介護の専門職が交流できる機会を設けるととに、県内で活躍する介護従事者の姿や仕事の魅力を発信するイベントを開催し、介護分野を支える人材の確保につなげます。

 

介護分野での高齢者の就労を支援します

高齢者の生きがいや介護予防につながるよう、市町村と連携して介護事業所での就労を支援し、介護の充実を目指します。

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就労による健康づくりをしながら 介護事業所で活躍(生駒市)

 

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低所得のひとり親家庭へ児童1人あたり2万円を支給します

食費などの物価高騰の影響を受けやすい低所得のひとり親家庭を支援するため、給付金を支給します。

ヤングケアラー支援体制を強化します

ヤングケアラーへの支援を充実させるため、関係機関との連絡調整など全般を統括するコーディネーターを増員します。あわせて支援機関向けマニュアルを作成し、早期発見・適切な支援につながる体制を整えます。

 

ベビーシッター助成の対象年齢を就学前児童まで拡充します

就労の有無にかかわらず、子育て家庭の負担を軽減するため、ベビーシッター利用料を助成する市町村への補助を行います。あわせて対象年齢を3歳未満から就学前までの児童に拡充し、より多くの子育て家庭に支援を広げます。

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奈良県内で働ける地域限定保育士制度を導入します

保育人材の確保を図るため、「地域限定保育士試験」を実施します。筆記試験に合格後、実技試験に代えて県が実施する保育実技講習会を修了することで保育士資格を取得できます。保育士登録後3年間は県内のみで保育士として働くことができ、うち1年以上の勤務経験があれば4年目以降は県外での勤務が可能です。

 

所得にかかわらず高校授業料を実質無償化します

子どもたちが家庭の経済的状況にかかわらず希望する進路を選択できるよう、私立高校などに通う世帯への授業料等支援を拡充し、教育費の負担軽減を図ります。

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給食費を実質無償化します

公立小学校などの給食費を実質無償化し家庭の負担軽減を図ることで子育て世帯を支援します。

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県立学校のトイレ改修や空調設置、老朽化対策を進めます

トイレの洋式化・乾式化等を進め、県立学校の環境改善を図ります。あわせて特別教室や体育館等への空調設備の設置、校舎の屋上防水改修等の老朽化対策を進めます。

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官民連携で脱炭素社会の実現を目指します

官民連携により、太陽光発電設備の共同購入やEV普通充電器の導入促進、J-クレジットの創出・活用促進など、脱炭素施策を展開します。あわせて、県民や事業者、市町村を対象とした啓発イベントやセミナーを開催し、脱炭素の取り組みを広げます。

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プロスポーツチームとの脱炭素コラボイベント

 

成長につながる円滑な事業承継を支援します

地域経済の維持・活性化を図るため、単なる引継ぎにとどまらない、成長につながる事業承継を推進します。啓発セミナーやマッチングイベント、後継者育成支援などを通じて前向きな承継を後押しするとともに、M&Aに必要な経費の一部を補助し、円滑な事業承継を支援します。

 

地域経済活性化のためプレミアム商品券を発行します

物価高の影響により縮小傾向にある実質消費の回復を促すため、プレミアム商品券を発行し、地域経済の活性化を図ります。

 

インターナショナルスクールの誘致を進めます

海外で高度な教育プログラムを提供するインターナショナルスクールの県内誘致に取り組みます。未活用の県有地を有効活用するとともに、本県の国際教育の推進や地域の魅力向上、地域振興につなげます。

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登大路地下歩道を安全で快適に

雨水の流入対策を行うとともに、地下歩道の美装化や将来的な利活用の可能性について検討します。安全で快適な歩行空間の整備を目指します。

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 壁面装飾
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壁面絵画

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デジタルサイネージ 

 

奨学金返還支援制度を拡充します

県内中小企業の若手人材の確保を支援するため、従業員の経済的負担を軽減する奨学金返還支援制度を拡充します。学歴要件の緩和や補助上限の拡充などにより、より多くの企業が活用しやすい制度へと充実させます。

 

中小企業の賃上げを支援します

中小事業者の持続的な賃上げを実現するため、省力化や収益力向上につながる設備投資やシステム導入などに対し補助します。商工会議所や商工会の伴走支援のもと、物価上昇を上回る賃上げに取り組む事業者を後押しし、生産性向上と賃上げの両立を図ります。
また、物価上昇を上回る賃上げを後押しするため、従業員の賃金を一定以上引き上げる中小事業者を給付金でサポートします。企業の人材確保につなげるとともに、県経済の好循環を生み出します。

 

クラウドファンディングなどにより持続可能な観光地へ

県内観光地の環境保全やハード整備の充実、適切な維持管理の継続を行うために必要なお金の一部を、観光客に負担いただく仕組み(販売型寄付、ガバメントクラウドファンディングなど)を検討します。寄付などで集めたお金は、奈良公園の環境整備など、奈良県観光の未来に向けた事業に活用します。

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インバウンド観光客で混み合う 奈良公園周辺の様子
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寄付付き音声ガイド
 
 

 

県産農産物の輸出促進を支援します

県産農産物の輸出拡大に向け、イチゴの輸出に取り組む生産者の組織化を支援します。
茶では海外向けの病害虫防除技術を普及させ、安定供給を後押しします。

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大河ドラマ「豊臣兄弟!」をきっかけとした観光誘客を進めます

NHK大河ドラマをきっかけとし、主人公・豊臣秀長公ゆかりの地である大和郡山市をはじめ、県内全体への観光誘客や周遊促進、地域振興の機運醸成を図る各種取り組みを実施します。

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誘客プロモーション 
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 県特設HP「ドラマは奈良にある」 

 

「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録へ

令和8年夏の世界遺産登録を見据え、「飛鳥・藤原の宮都」の魅力向上に取り組みます。国内外での情報発信やプロモーション、来訪者向けの特別展や展示、史跡の保存・整備を通じて、観光客にとって魅力ある地域づくりを進めます。

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第47回世界遺産委員会での審議の様子

 

県文化会館等が生まれ変わります

「音楽系を軸とした多彩な舞台芸術の殿堂」を目指して奈良県文化会館を整備し、県有施設で初めてコンセッション方式を導入します(令和9年度中にリニューアルオープン予定)。県立美術館の整備に向けた基本計画を策定するとともに、近鉄百貨店橿原店6階に貸展示室(約700平方メートル)を開設(本年8月オープン予定)し、展示機能の確保と文化活動の場の充実を図ります。

 

南部・東部地域市町村のリクルート活動を支援します

インターンシップや合同説明会の開催、就職・転職イベントへの参加など、地域の魅力や仕事の
やりがいを伝え、採用につなげる取り組みを充実させます。

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合同業務説明会

 

3つの本気を成し遂げるために

京奈和自動車道等の整備を推進します

京奈和自動車道の大和北道路や大和御所道路、都市計画道路西九条佐保線などの整備を進め、安
全で快適な交通ネットワークの構築や地域の利便性向上を図ります。

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橿原高田IC(大阪方面接続ランプ)

 

『ならの道 リフレッシュ プロジェクト』を進めます

道路の安全・快適性向上のため、舗装や区画線の計画的な修繕、防草を含む雑草対策の効率化、LINE通報サービスやスマートフォン活用による道路維持管理のDX化など、多角的な取り組みで道路環境を整備します。

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御所香芝線他(葛城市太田)舗装補修状況

 

リニア中央新幹線「奈良市附近駅」の早期確定を進めます

リニア奈良県期成同盟会を通じて、JR東海や国に対し「奈良市附近駅」の早期確定を求める要望活動を行います。また、沿線自治体として、工事に伴い想定される課題の調査・検討を進め、円滑な整備に向けた準備を進めます。

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(仮称)医大新駅周辺まちづくりを進めます

学術・賑わい・医療・健康が一体となった中南和地域の新たな拠点形成を目指します。新駅整備の設計を進めるとともに、アリーナなどの施設整備に向け、令和8年度は民間事業者の募集を開始します。

 

予算について詳しくは▶こちら