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ページ番号:14949
更新日:2026年2月27日
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宇智川磨崖碑
うちがわまがいひ
記入年月日 2017年5月12日



| 所在地 |
五條市小島町 |
|---|---|
| 区分 | 遺跡|その他 |
| 指定内容 |
国指定史跡 |
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
歴史文化資源の概要
五條市小島町を流れる宇智川(吉野川支流)左岸の岩壁にある「宇智川磨崖碑」は、碑文の紀年から奈良時代後半の宝亀7年(776年)もしくは同9年(778年)に彫られたと考えられています。刻まれている碑文は長年の風化により一部は判別不能または困難となっていますが、「大般涅槃経」と経題を示していることから、その一部である「聖行品」、「高貴徳王菩薩品」の一部を引用して文面が推定されています。また、碑文の左隣には、高さ約60cmの蓮華座上に立つ観音菩薩のような像が一体刻まれています。この磨崖碑が刻まれた意図は定かではありませんが、東方に養老3年(719年)創建と伝える榮山寺や建立者の藤原武智麻呂の墓があるため、榮山寺との関連性が考えられてきました。近年は碑文の年号を根拠に、同時期に当地で没した光仁天皇后の井上内親王及び子の他戸親王の霊を鎮める目的で彫られた可能性が指摘されています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
奈良時代の金積石文、特に磨崖碑として稀少であり、当地の古代史を探究し、市民に周知する上で視認しうる具体的な資料であるためです。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
万葉集に収められた「内野」「宇智の大野」は五條市北部と考えられるとともに、「大荒木の浮田の杜」は荒木神社付近を指すとみられ、宇智川磨崖碑はこれらの万葉歌に詠まれた地域に位置します。
当資源と関連する文献史料
続日本紀、古京遺文
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問い合わせ先 |
五條市教育委員会事務局文化財課 |
|---|---|
| 電話番号 |
0747-24-2011 |
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