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ページ番号:23416
更新日:2026年5月1日
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特集
2026年5月号
特集2 令和8年5月下旬から気象の警報が大きく変わる
レベルで避難の判断がよりわかりやすく
令和8年5月下旬(予定)から、気象台が発表する防災気象情報名に「レベル」が付記されます。この「レベル」は、災害が発生するおそれがある時に取るべき行動を示す「警戒レベル」と連動しています。大雨の季節を迎える前に、「警戒レベル」の意味と新しい「警報・注意報」の名称について知っておくことで、いざという時の行動に役立ちます。
新しい防災気象情報
気象台では、災害が起こるおそれがある時に、警報などの防災気象情報を発表しています。しかし、情報を入手したら何をすべきか、いつ避難すべきかがわかりづらく、避難が遅れてしまうケースがありました。
そこで、警報等の名称に「レベル」を示すことで、災害発生の危険度や、身を守るためにとるべき行動を、直感的に理解できるようにします。危険な場所から全員の避難が必要となる状況では「レベル4危険警報」を発表します。「レベル3警報」は、移動に時間がかかる人が、避難を開始するタイミングです。
防災気象情報が発表された際は、お住まいの地域の状況を、市町村からの避難情報や「キキクル」などで、こまめに確認してください。
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リアルタイムな災害の危険度は「キキクル」で

「キキクル」では、大雨による土砂災害・浸水害・洪水災害の危険度の高まりをパソコンやスマートフォンから確認できます。

気象警報のギモン はれるんがお答えします!
気象庁マスコット
キャラクター「はれるん」気象庁提供
新しくできる危険警報って何なの?

危険警報は、避難が必要な警戒レベル4と同じだよ。この情報が発表されたら、崖の近く、川の近くなど危険な場所にいる人はすぐに安全な場所に移動してね。

洪水の警報はどうなるの?
「洪水警報」はなくなるんだ。
その代わり、大和川のような大きな川は「レベル3氾濫警報」などで、その他の川は「レベル3大雨警報」などで危なくなっていることをお知らせするよ。

それなら、「レベル3大雨警報」が発表されると、近くにある川が危ないかもしれないということ?

そうだよ。どこの川が危なくなっているかは「洪水キキクル」で確認できるから、近くの川が「赤」や「紫」の色になっていないか確認してね。
その他に大きく変わることはあるの?
これからは崖の近くから避難が必要となる「レベル4土砂災害危険警報」を発表する可能性がある場合だけ、先に「レベル3土砂災害警報」を発表するよ。

じゃあ、「レベル3土砂災害警報」が発表された場合には、いつでも避難できるように早めに備えておく必要があるね。
そうだね。
特に、避難に時間がかかる人(高齢者、児童など)は、「レベル3」が出たら早めに避難を始めるなど時間に余裕を持って行動をしてね。
まず5段階の「警戒レベル」を正しく理解し、ハザードマップでお住まいの地域の災害リスクを知っておくことが大切です。大雨などで災害のおそれがあるときは気象台が早めにお知らせしますが、雨脚が強まってきたら「キキクル」の地図でお住まいの地域や今いる場所を確認し、警戒レベル4や3に相当する情報が発表されたときは市町村から避難情報が出ていなくても自ら避難の判断をしてください。
「今まで何も起こらなかったから大丈夫」と思わず、日頃から天気予報や気象情報に関心を持っていただきたいと思います。
奈良地方気象台 台長
廣尾 進さん
「もしも」に備える第一歩
いざという時のためにいまからできること
近年、全国各地で大規模な自然災害が相次いでいます。奈良県は災害が少ないといわれることもありますが、平成23年には紀伊半島大水害が発生しました。
災害は、いつ起きるか分かりません。いざというときに備え、「自らの身は自分で守る(自助)」という意識を持つことが大切です。
生活必需品の備蓄
ハザードマップで地域の災害リスクを確認
発生時の避難行動の想定
など、できることから備えておきましょう。
ハザードマップは、地域の災害リスクや避難場所などを地図にまとめたものです。避難場所の位置や経路、途中の危険箇所、家族と連絡が取れない場合の集合場所などを、あらかじめ確認しておきましょう。
お住まいの地域のハザードマップはこちら
避難情報発令状況や避難所等開設状況は奈良県防災ポータルで!