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ページ番号:715
更新日:2026年2月27日
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希少種以外カテゴリー
■主な選定された種の解説■
(希少性以外を観点に設定した奈良県独自のカテゴリー)
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鳥類 |
カモ目 |
カモ科 |
奈良県 |
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| オシドリ | |||||
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近畿地方 |
準絶滅危惧種 |
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| Aix galericulata |
環境省 |
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全長45cm。オスは美しい色彩をしていて、後頭の羽毛は冠羽状になっている。メスは灰褐色で目の周りが白い。山間部の湖沼や河川に近い広葉樹林の樹洞に営巣し、冬季はシイ・カシ林に接した湖沼や河川でドングリや草の種子、水生昆虫などを採餌する。本県では留鳥として年中に生息し、繁殖しているが、繁殖個体数は極めて少ない。その一方で、全国有数の越冬地で、全国のおよそ1割の個体数が本県で越冬している。奈良市内の水上池、天理市内の崇神天皇陵、十津川村の二津野ダムなどが有名な越冬地である。 滋賀県RDB:希少種 |
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両生類 |
無尾目 |
ヒキガエル科 |
奈良県 |
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| ナガレヒキガエル | |||||
| Bufo torrenticola |
環境省 |
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オスが89mm、メスが104mm程度のヒキガエル。山地渓流で比較的流れの緩やかなよどんだ岩場などに4月頃産卵する。体形は細身で、腕は長く特に指先が長く、鼓膜が小さく不明瞭で、水の抵抗が少ないよう頭の形がくびれているのが特徴である。繁殖期以外は水域からかなり離れて行動をする。吉野郡の比較的標高の高いところに普通に生息している。 滋賀県RDB:希少種 *模式産地:新種として記載・発表された生物が採集された地点 |
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哺乳類 |
偶蹄目(ウシ目) |
シカ科 |
奈良県 |
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| 奈良のシカ(ニホンジカ) | |||||
| Cervus nippon |
環境省 |
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| 国指定天然記念物 古来、神鹿として愛護されてきたものであって、春日大社境内・奈良公園及びその周辺に群棲する。苑地に群れ遊んで人の与える餌をもとめる様は、奈良の風光のなごやかな点景をなしている。よく馴致され、都市の近くでもその生態を観察することができる野生動物の群落として類の少ないものである。(奈良県教育委員会編 奈良県史跡名勝天然記念物集録より抜粋) 奈良の代表的なイメージであり、県民に最も親しまれている大切にしたい野生動物であることに疑いの余地はないが、一方で、春日山原始林(特別天然記念物)の植生への影響を始め、周辺農作物への食害などの影響も無視できないところである。 |
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鳥類 |
スズメ目 |
アトリ科 |
奈良県 |
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| イカル | |||||
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近畿地方 |
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| Eophona personata |
環境省 |
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| 顔の黒い模様と大きな黄色のくちばし、長めの紺色の尾が特徴的な体長23cm程の鳥である。県内では留鳥として、繁殖も確認されており、平地や低山の林が生息場所である。秋から冬にかけては群れで行動し、丈夫なくちばしを使って植物の堅い種子を割って食べる。また、キーコーキーと、よく通る特徴的なのどかな声でさえずる。 世界遺産・法隆寺がある斑鳩町という町名は、その昔、この地にイカルが群れをなしてたくさんおり“いかるがの里”と呼ばれたことに由来している。 |
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両生類 |
有尾目 |
サンショウウオ科 |
奈良県 |
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| オオダイガハラサンショウウオ | |||||
| Hynobius boulengeri |
環境省 |
絶滅のおそれのある地域個体群 |
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全長はオスで136mm、メスで131mmはあり、200mmに達することもある。1911年に大台ヶ原ではじめて採取され、その特異な形態から、当初はサンショウウオ属とは別の属とされていた。県内では吉野川以南の標高400m以上の山地に分布し、主に落葉広葉樹林などの二次林内の渓流やそれを取り囲む斜面に生息している。産卵場は山地にある川幅が中程度の渓流で、特に源流近くが利用されている。森林伐採やそれに伴う渓流への土砂の流入、乱獲などにより存続が脅かされる可能性がある。 県指定天然記念物(吉野郡川上村 吉野川流域) |
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魚類 |
コイ目 |
コイ科 |
奈良県 |
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| ワタカ | |||||
| Ischikauia steenackeri |
環境省 |
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県指定天然記念物(東大寺鏡池、石上神宮鏡池のワタカ) 日本特産の魚で、琵琶湖及びこれに接続する淀川にのみ産するとされている魚である。ところが本県下では天理市杣之内町・内山永久寺本堂池に棲息していたことが知られているが、池水の涸渇や濫獲で絶滅するのを恐れ、東大寺鏡池や石上神宮の鏡池などに移植され、現在この二池に繁殖しているのみである。(奈良県教育委員会編 奈良県史跡名勝天然記念物集禄2より抜粋) 滋賀県RDB:絶滅危惧種 |
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