トップページ > 県政情報 > 広報・広聴 > 広報誌 > 県の広報誌「県民だより奈良」 > 発行号で探す > 2026年 > 2026年8月号 > 特集1 日本&世界中から選ばれる奈良へ!ー未来に価値をつなぐ持続可能な観光ー

印刷

ページ番号:25114

更新日:2026年8月1日

ここから本文です。

toku1 2608

特集

2026年8月号

特集1 日本&世界中から選ばれる奈良へ!ー未来に価値をつなぐ持続可能な観光ー

 toku1-02 2608今、注目を集める「飛鳥・藤原の宮都」をはじめ、奈良への関心は一層高まっています。国内外から訪れる観光客に奈良の魅力を広く発信し、経済効果も含めた地域の活性化につなげるとともに、歴史ある古都の自然や文化を守り、次世代へ継承していけるよう、県では「稼ぐ観光・持続可能な観光」の推進に力を入れています。

データで見る奈良の観光

 奈良県を訪れる観光客は年々増加! 

toku1-03 2608

toku1-04 2608

 

toku1-05 2608

 

宿泊客数も増えています! 

出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」

 

toku1-07 2608toku1-06 2608

 

 

 

インバウンド消費額もUP!

 toku1-09 2608 toku1-08 2608

 

観光への取り組み 着々と成果!

飛鳥・藤原の古墳・遺跡群をはじめ、大河ドラマ「豊臣兄弟!」ゆかりの地、『万葉集』toku1-10 2608に詠まれた歌枕の風景、豊かな自然に抱かれた歴史ある神社や寺院など、奈良には多彩な魅力があります。国内外から訪れる観光客は年々増加傾向にあり、コロナ禍で落ち込んだ観光客数も2024年には4300万人を超え、コロナ前の水準に迫るまで回復。近年の課題は、県内での宿泊が少なく、観光消費額が伸び悩んでいることでしたが、ここ数年は県内の宿泊客数・インバウンド消費額ともに右肩上がりで、観光振興に力を注いできた県の取り組みが実を結びつつあります。

 

もっと「選ばれる奈良」へ、新たな価値づくりを

人と人、地域と地域をつないで奈良生まれのモノと情報を全国へ!

 好調に推移する奈良観光。数ある人気観光地の中でも、「ぜひ奈良へ行きたい」「やっぱり奈良が好き」と思っていただけるよう、官民が連携してさまざまな取り組みを進めています。今回は、県民から観光客まで楽しめるユニークな活動を展開する「奈良のトビラ」の徳永祐巳子さんにお話を伺いました。

奈良で生まれたモノを通じて県外のファンづくりを

 「奈良のトビラ」は、全国46都道府県を巡回し、奈良の産品の販売や観光PRを行う期間限定のアンテナストアプロジェクトです。

 奈良を訪れる観光客は増えていますが、訪問先が一部の観光地に集中し、リピーターにつながりにくいのが現状です。そこで「こちらから各地へ出向き、新たな出会いをつくろう!」と奈良在住の編集者やイベントプロデューサー、ツアープランナーで2023年に始動し、翌年法人化。奈良の魅力を知る入り口になればとの願いを込め、「奈良のトビラ」と名付けました。

 アンテナストアでは、単なる販売にとどまらず、作り手の思いや背景を伝え、奈良を継続的に応援してくださるファンづくりを目指しています。

toku1-11 2608
メンバーの4人。
左から、福田彩乃さん、生駒あさみさん、徳永祐巳子さん、岡下浩二さん

県内の出店・イベントで地元の魅力を再発見

 一方で、奈良の人にとっては、歴史や文化が身近すぎるからこそ、その価値に気づきにくいという面があります。そこで観光客だけでなく、県民にも奈良の魅力を再認識してもらおうと、県内でも出店やイベントを行っています。

 平城宮いざない館(平城宮跡歴史公園内)の常設店舗では、奈良漬やそうめん、奈良晒(さらし)の布巾(ふきん)、靴下、歴史モチーフの雑貨などを販売。昔ながらの特産品に今風のアレンジを加えた商品が好評です。月例イベントでは、奈良産の茶葉を使った和紅茶ブレンドワークショップや、寺院の文化財修理・保存に関する講演など、多彩な切り口で奈良の魅力を発信しています。

横のつながりを強化して”オール奈良”を目指す

 奈良の39市町村は地域の特性がそれぞれ異なり、面白い活動をしている方もたくさんいます。一方で、地域や分野をまたぐ交流や連携は十分とはいえません。さまざまな事業者が連携し、”オール奈良”で奈良の魅力がさらに多くの人へ届くよう、私たちも力を尽くしたいです。

10月24日(土曜日)・25日(日曜日)県庁周辺にてイベント開催

奈良で生まれた商品や体験を通じて、人と人がつながる場を創出します!

 toku1-12 2608 ◀常設店舗には県産の商品が数多く並びます

toku1-13 2608

◀これまでに15都府県を巡り、今年2月には香川県高松市で開催

 

 

◀平城宮いざない館では、奈良に関する講座や体験などを毎月開催

 

 

 

奈良のトビラ https://naranotobira.com/

 

持続可能な観光地域づくりのために

toku1-14 2608

人口減少・少子高齢化が進む中、観光は、国内外からの交流人口・関係人口の拡大を通じて、活力に満ちた地域社会の実現を可能にする地域活性化の切り札です。地域の魅力に触れ、文化・歴史などを学び、理解を深めるだけでなく、地域の経済を支え、雇用やにぎわいを生み出すなど、経済的・社会的観点から重要な意義を持っています。

このため、観光を単に人を呼び込む手段として捉えるのではなく、地域の魅力を高め、訪れる人と地域がともに価値を感じられる取り組みへと進化させていく必要があります。観光消費を地域にしっかりと循環させるとともに、観光客と住民がお互いを尊重し、文化財や景観、自然環境、地域の暮らしを守りながら共に恩恵を受ける持続可能な観光地域づくりが求められています。

県では、「稼ぐ(観光消費を増やす)」「守る(文化や景観を守る)」「繋ぐ(地域や伝統を次世代へ繋ぐ)」という好循環を生み出す、持続可能な観光の実現を目指しています。今後とも、県民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

toku1-15 2608

お問い合わせ先

産業部 観光局観光経済課