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更新日:2026年2月27日

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ぶらり日本書紀

県民だより奈良

2020年12月号

ぶらり日本書記

【vol.16】

地図


斉明天皇の祭祀(さいし)に関わる遺跡と考えられている
酒船石(さかふねいし)遺跡(亀形石造物(かめがたせきぞうぶつ))

巻第二十六「斉明天皇」 斉明天皇の国家事業

中大兄皇子と大海人皇子(おおしあまのみこ)の母・皇極天皇は、乙巳(いっし)の変の後、天皇の位を孝徳天皇へ譲りましたが、再び斉明天皇として即位します。斉明天皇が最も力を入れた事業が、宮のある飛鳥の開発工事でした。天皇は、香具山(かぐやま)の西から石上山(いそのかみやま)(現在の天理市域と推定)まで溝(運河)を通しました。さらに、船二百隻に石上山の石を積んで、流れに乗せて宮の東の山まで引き運び、石を積み重ねて垣にしました。
この溝を掘るために費やした工夫(こうふ)は三万人余り、垣を造るために費やした工夫は七万人余り、総事業に動員した工夫の数は十万人を超えたと記されています。民の負担が大きかったためか、人はこれを、行き過ぎた国家事業として「狂心(たぶれこころ)の渠(みぞ)」と呼び、限度を超えた天皇の土木工事への執心ぶりを誹謗(ひぼう)しました。飛鳥宮跡の東の丘である酒船石遺跡では、この石垣と考えられる遺構が見つかっています。また、天皇は吉野宮も造営しました。

水落遺跡(明日香村飛鳥)

飛鳥寺の西側に位置する、我が国初の漏刻(ろうこく)台(水時計台)と想定されている遺構です。『日本書紀』では、斉明天皇6(660)年に、当時皇太子であった中大兄皇子が漏刻を作り、初めて時刻を報(しら)せたと記されている場所です。この漏刻は非常に大きい装置で、階上には時を知らせる鐘がある2階建ての建物だったと推定されています。

水落遺跡(明日香村飛鳥)

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  • 電話 0742-27-8975
  • FAX 0742-27-0213

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