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更新日:2026年2月27日
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2009年度
平成21(2009)年度
1月15日(金曜日)
在日外国人児童生徒に関する指導についての教育講演会
在日外国人児童生徒に関する指導についての理解を深め、今後の外国人教育の進展を図ることを目的に開催しました。
実践報告
「『生駒市に一番多く住む外国人は?』から在日コリアンを考えよう」
生駒南中学校の井上宝さんから、歴史的経緯を学び、在日韓国・朝鮮人との豊かな出会いをすることを通して、多文化共生社会を築いていこうとする意識を高める取組を報告していただきました。
パネルトーク
「違いからエンパワーメントへ―多文化が生かされる学校や地域作り―」
- 仲川順子さん(奈良NPOセンター理事長)
- アダルシュ・シャルマさん(ナラ・ファミリー&フレンド代表)
- 宮ヶ迫ナンシー理沙さん(マルチカルチャーチルドレンの会代表)
パネルトークを通して、次のようなことを伝えていただきました。
- 「日本人」か「外国人」かの2つに分けて捉えるのではなく、「外国人がいたら国際理解教育の一番の力になるよ」というメッセージを届けることが外国人の子どもたちへのエンパワーメントにつながる。
- その子ども自身と関係性を築いてくれる大人の存在は大きく、子どもがもともと持っている力を引き出していくことが大切である。
- 外国人問題をマイナスイメージではなく前向きに捉え、学校のさらなる多文化化が求められる。
12月1日(火曜日)・17日(木曜日)
社会教育関係団体人権教育研修会
人権が尊重される社会の実現に向けて、社会教育における人権教育のさらなる充実をめざし、社会教育関係団体関係者の資質の向上を図ることを目的に開催しました。
第1回 12月1日
講演「インターネットにおける人権侵害」
松村 元樹さん((財)反差別・人権研究所みえ)
インターネット上で子どもたちの人権が侵害されている実態を、多くの実例を挙げながら紹介していただきました。そして、家庭・地域社会・学校が連携して取り組むべき課題について、具体的な方向性を示してくださいました。
なお、この研修会は人権教育指導者養成講座・第4講座と併せて開催しました。
第2回 12月17日講演
「身体にやさしい人権教育~音楽療法を体験しながら~」
赤堀 葉子さん(音楽療法士)
楽器や小道具を使った歌唱参加型の講演をしていただきました。いろいろなジャンルの歌に込められた人々の思いに参加者自身の思いを重ねながら、それぞれが人権について考える機会となりました。。
11月12日(木曜日)・17日(火曜日)・27日(金曜日)・12月1日(火曜日)・9日(水曜日)
人権教育指導者養成講座
人権教育の振興を図るために、各市町村における人権教育の具体的な推進のための指導者を養成することを目的に開催しました。
第1回 11月12日
講演「『人権に関する県民意識調査』結果から~今後の人権教育の展開にむけて~」
講義「『人権学習の進め方』について」
演習「人権とは何でしょう?」
『人権に関する県民意識調査』の結果分析から、今後の人権教育の課題と方向性について提起をしました。また、参加体験型の人権教育について、「ファシリテーター」の役割を説明し、参加者には実際にアクティビティーを体験していただきました。
第2回 11月17日
講演「人権と地域社会」
フィールドワーク「高取町の人権史跡を巡る」
吉田栄治郎さん((財)柳沢文庫保存会)
講演では、現在も根強く残っている同和問題について、その解決に向けての道筋を示していただきました。
午後からのフィールドワークでは、大和清九郎会館などの人権史跡や、「死」にかかわる差別について共同墓地なども歩き、多くの示唆をいただきました。地域の何気ないところに目を向けることの大切さにも気づくことができました。
第3回 11月27日
演習「アクティビティーを展開してみよう」
各市町村からの参加者に、地域で実施している参加体験型のアクティビティーを持ち寄り、2班に分かれて交流しました。
交流後、そのアクティビティーの中から、各班1つずつ代表者に実施していただき、参加者全員が体験しました。
実際のアクティビティーにおいて、ファシリテーターをはじめさまざまな役割を経験してみることで、人の心の動きや変化に気づき、普段とは違った人権へのアプローチを学ぶことができました。
第4回 12月1日
講演「インターネットにおける人権侵害」
松村 元樹さん((財)反差別・人権研究所みえ)
インターネット上で子どもたちの人権が侵害されている実態を、多くの実例を挙げながら紹介していただきました。そして、家庭・地域社会・学校が連携して取り組むべき課題について、具体的な方向性を示してくださいました。
第5回 12月9日
講演「ハンセン病に学ぶ差別と共生の歴史」
鈴木 則子さん(奈良女子大学)
「癩(らい)」の呼称に始まり、古代からの歴史をひもときながら、現代まで続く「病気」に対する偏見・差別の実態を学ぶことができました。「どんなに重い病を有していても人は差別されてはならない。他者の人権をいかに尊重していくのかが重要である」という言葉がとても印象的でした。
8月5日(水曜日)・21日(金曜日)・26日(水曜日)・27日(木曜日)
人権教育推進リーダー研修会
県内の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の人権教育推進担当教員を対象として、「人権教育の推進についての基本方針」に基づいて各学校の人権教育推進体制をコーディネートする力を高めるために、4回に分けて開催しました。
各回、「基本方針」についての説明を行った後、それを具体化するための講演を行いました。その後のグループ別交流会では、人権教育推進のための組織づくり、人権教育推進計画作成等についての意見交流を行いました。
講演では、3人の講師からそれぞれに、今後の人権教育を推進するに当たって大切にすべきことを述べてもらい、「基本方針」や「推進プラン」に沿って人権教育を進めることの意味を示していただきました。その概要は以下の通りです。
8月5日・21日(小学校)
講演「学びと人権・共生の学校づくりを~人権教育は教育の基本~」
髙松 秀憲さん(前上牧小学校長)
教員としてのご自身の歩みを振り返りながら、人権尊重の理念を教育の本流に定着させ、一人も網の目からこぼさない教育を実現する学校づくりの必要性を指摘されました。
8月26日(中学校)
講演「これからの人権教育~今、伝えたいこと~」
西田 孝寛さん(前斑鳩南中学校長)
中学校における実践例や全同教大会の特別報告の概要を紹介されながら、各学校において「基本方針」や「子どもの権利条約」を具現化することの大切さ等を伝えられました。
8月27日(高校、特別支援学校)
講演「人権教育の果たす役割~これまでの取組に学んで~」
堀内 伸起さん(奈良県教育委員会県立学校アドバイザリーチーム参与)
同和教育から人権教育へと発展してきた経過を押さえられ、“人権教育推進の4側面”を踏まえた計画を立て学校総体として人権教育を進めているかを点検する必要があると指摘されました。
7月17日(金曜日)
人権教育シンポジウム
各市町村教育関係者の参加のもと、さらなる人権教育の深化・充実を図ることを目的として開催しました。
人権教育基本方針策定懇話会会長の寺澤亮一さん、大阪大学大学院人権科学研究科教授の平沢安政さん、御所市教育委員会人権教育課長の枡田義美さん、奈良市立鼓阪小学校長の楮山素伸さんの4人のシンポジストを迎えて、「『人権教育の推進についての基本方針』の具体化に向けて」をテーマとしたシンポジウムを行いました。
4人のシンポジストからそれぞれに、今後の人権教育を推進するに当たって大切にすべきことをお話しいただきました。そして、「基本方針」は人権教育推進の方向を示す大きな羅針盤としての役割を果たすものであることを確かめることができました。
寺澤さんは、普遍的な視点からのアプローチの骨格を具体的に示すことが学校現場の課題の一つであること等を指摘されました。
平沢さんは、「基本方針」は、世界人権宣言や人権教育のための国連10年行動計画の理念も包含している先進的なものであるので、今後これを十分活用することが重要であると述べられました。
枡田さんは、人が夢をもって自分の可能性をいきいきと発揮し、さまざまな壁を乗り越えて他者とつながり、社会参加することによって真に人権が大切にされる魅力的な社会を創り出すことが今後の課題であると話されました。
楮山さんは、子どもたちに確かな人権感覚を身につけることを大切にしながら取り組んでいる鼓阪小学校の人権教育の内容等を伝えられました。
7月3日(金曜日)
識字関係指導者研修会
各市町村における識字の取組の充実に向け、識字関係指導者の資質向上を図るとともに、今後の取組のあり方を探るため、各学級の実践交流を行うことを目的に開催しました。
実践報告
「識字の灯を消さないで」と題して、奈良市内の識字学級に指導者として5年間かかわってこられた中上武二さんから、“書くこと”を大切にしてきた取組について報告していただきました。その後、各識字学級の取組の交流を行いました。
実技研修
「絵手紙を描こう」をテーマに、はがきにハナミズキの絵を描きました。ぼかし、にじみ、重色など技法を学び、個性豊かな作品を仕上げることができました。各識字学級の取組に活用していただけると幸いです。
6月8日(月曜日)
管理職「人権教育」研修会
「人権教育の推進についての基本方針」を基にした人権教育の体制づくりの推進に役立てることを目的に開催しました。
全体研修
講義「人権教育と学校経営」
大阪教育大学監事の野口克海さんから、危機管理という視点、教職員に人権感覚を育むという視点、今の子どもたちに対して行うべき教育という視点から御講義いただきました。様々な具体例を挙げながら、人権教育はすべての教育活動を通じて行うものであるということや学校経営を行う上で大切にすべきこと等を伝えていただきました。
分散会
奈良県人権教育研究会事務局次長の浅井克哉さんと奈良県高等学校人権教育研究会事務局長の藤岡宏朗さんから、教職員が人権や人権問題に関する正しい知識を身に付けるとともに自らの感性を磨き、チームとして取り組むことの重要性を伝えていただきました。