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ページ番号:14707
更新日:2026年2月27日
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達磨寺旧本堂瓦製露盤(所在:達磨寺 境内で展示公開)
だるまじきゅうほんどうがせいろばん
記入年月日 2016年6月29日

達磨寺旧本堂瓦製露盤


| 所在地 | 奈良県北葛城郡王寺町本町2丁目1番40号 |
|---|---|
| 区分 | 工芸品|金工・漆工・染織・陶磁など |
| 指定内容 | 町指定有形文化財 |
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
歴史文化資源の概要
達磨寺の旧本堂にて所用されていた瓦製露盤です。露盤とは宝形造の屋根頂部を飾るもので、旧本堂とは寛政3年(1791年)『大和名所図会』の挿絵に描かれた本堂です。総高は98cmで、露盤、伏鉢、宝珠から構成され、露盤と伏鉢に銘文があります。
露盤は前後を二分割して成形し、側面には蝙蝠形格狭間2区があります。露盤の銘文には、元禄5年(1692年)に法隆寺の瓦師・橘吉長によって造られたことが刻まれています。伏鉢・宝珠は、内面の痕跡から粘土紐で成形されたことがわかり、表面にはヘラ状工具による削り調整が認められます。伏鉢の銘文は、摩耗してよく判断できませんが、「慶長」と読むことのできる文字も見え、達磨寺で伝えられる豊臣秀頼の再建との関係で注目されます。制作年代が判明する露盤として資料的価値が高く、達磨寺の歴史を考える上でも重要な史料です。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
寛政3年(1791年)の『大和名所図会』に描かれた露盤が実物として残っていること、法隆寺の修理事業に合わせて制作され、聖徳太子と深い関わりをもつ達磨寺の特徴をよく示していることが重要です。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
本品の露盤銘文に見える橘吉長は法隆寺の瓦大工であり、本品制作年にあたる元禄5年(1692年)は法隆寺の元禄大修理の期間中です。よって、本品の制作には、その檀越である桂昌院と関連すると考えられます。
当資源と関連する文献史料
寛政3年(1791年)に刊行された『大和名所図会』に達磨寺の挿絵があり、そこに描かれる本堂頂部に見えるのが本品であると考えられます。
他地域の関連する歴史文化資源
江戸時代の瓦製露盤の類例に、延宝2年(1674年)の傘堂(葛城市)、同8年(1680年)の安楽寺塔婆(御所市)があります。
| 問い合わせ先 | 王寺町 地域整備部 地域交流課 文化資源活用係 |
|---|---|
| 電話番号 | 0745-72-6565 |
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