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更新日:2026年2月27日

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意見書第3号

給付型奨学金の実現と学費減免制度を求める意見書

大学など高等教育の学費負担の重さは、充実した学生生活を望む若者の前に立ちふさがり、障害となっている。若い世代に不安定雇用が広がるもとで、経済的理由から奨学金を返済できない人も増えている。政府は2012年9月、中等・高等教育の漸進的無償化を求めた国際人権規約第13条第2項(b)及び(c)の留保を撤回した。これにより、日本は高校・大学など「中等・高等教育の無償化」を目指すことになった。

公立高校授業料への所得制限の導入は、無償化への歩みを後退させるものであり、クラスに分断を持ち込み、保護者・学校現場の混乱を招くことも危惧される。教育の無償化は、憲法でうたわれた「教育を受ける権利」及び教育基本法における「教育の機会均等」から要請されることである。主要国では、すでに返済の必要のない給付型奨学金が整備されており、その多くで大学授業料の無償化、ないしは低額措置が実施されている。ОECD(経済協力開発機構)の調査では、GDP(国内総生産)に占める日本の高等教育予算は0.5%と加盟34か国中で最低水準になっている。

政府におかれては、家庭の収入にかかわらず、だれもが安心して学ぶことができるよう、次の事項について実現するよう強く要望する。

  1. 大学生を対象とした給付型奨学金制度を早期に創設すること。
  2. 国立大学の学費減免制度など負担軽減策を拡充すること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成28年3月25日

奈良県議会

(提出先)

衆議院議長

参議院議長

内閣総理大臣

内閣官房長官

文部科学大臣

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