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更新日:2026年8月13日

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野菜の栽培・育種・流通に関する過去の研究成果

過去の主な研究成果

固化培地によるイチゴ「古都華」の育苗技術

9月の気温が高く推移すると、イチゴの花芽分化の遅れから、収穫開始が遅れてしまいます。イチゴの育苗には、通常ポリポットが使われますが、培地そのものを固めて作ったキューブ状の培地(固化培地)が開発されています。固化培地は、培地表面からの気化熱により、ポリポットに比べて培地温度の低下が期待できます。ポリポットと固化培地でイチゴの栽培を比較したところ、固化培地の方が平均培地温度が低く、収穫開始が早くなることが確認されました。

ポリポット(左)と固化培地(右)による育苗

県育成イチゴ‘奈乃華’の心止まり対策

2024年に品種登録された県育成イチゴ‘奈乃華’は、果実硬度が高く輸送性・日持ち性が高いことから、作付面積が増加しつつあります。しかし、厳冬期の草勢低下や、心止まり(成長点が止まってしまい花房が出てこない状態)の発生による減収が問題となっています。そこで心止まり発生の原因解明とその対策について検討した結果、花芽分化期に高温を避けることで、心止まりの発生を抑制できることが明らかになりました。

‘奈乃華’の密植栽培試験

取引に有利なケーキ店用、高級果実店用品種の育成

近年、ケーキ店、高級果実店、外食店等との直接取引や庭先販売・観光農園などが盛んになりつつありますが、ケーキ店との取引には大きな果実は必要ない等、それぞれの取引に適した果実特性を有する品種が必要です。そこで、利用形態に応じた品種を育成することを目標に交配と選抜を行いました。

珠姫
高級果実店、レストラン、カフェ用

奈乃華
百貨店、量販店用

奈良11号
高級果実店、直売用

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吸湿剤を使って低コストに施設内の温湿度を調整するシステムの開発

イチゴ高設栽培、冬春トマト、大和丸ナスなど加温を必要とする作型において重油価格の高騰は農家の経営を圧迫しています。また、施設内の夜間の多湿条件が灰色かび病の発生の要因となっています。そこで高性能吸湿剤「ハスクレイ」が水分吸着時には発熱し、水分放出時には熱を奪う性質を持つことに着目し、夜間に水分吸収し、日中に水分放出できる温湿度調整システムの開発に取り組みました。

高性能吸湿剤「ハスクレイ」

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低コスト型複合環境制御装置を活用した高品質イチゴ生産

イチゴ高設栽培施設において、高品質な果実生産のために日射量に応じた給液の制御、効率的な二酸化炭素の施用、加温機の制御等を行う複合環境制御装置の実用性を明らかにしました。

複合環境制御装置

複合環境制御装置「Yoshi Max」

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