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ページ番号:7635
更新日:2026年7月7日
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病害虫防除に関する研究
農作物病害虫の発生生態および防除方法開発に関する研究を行っています。
研究一覧
ナスうどんこ病に対する有効薬剤の探索と防除の省力化
ナス栽培では、うどんこ病は重要病害の一つです。薬剤散布が主な防除手段ですが、薬剤の効果や耐性菌の発生状況が明らかでなく、また、防除回数の多さによる労力負担が問題となっています。そこで、有効薬剤の選抜や発生菌種の同定、省力的な常温煙霧処理などの実用性を検討し、効果的かつ効率的な防除技術の確立を目指します。

ナスの被害株

ナスうどんこ病の分生子柄

常温煙霧機
促成イチゴ栽培におけるアザミウマ類に対する天敵利用技術の開発
促成イチゴ栽培では、アザミウマ類は重要害虫の一つであり、殺虫剤抵抗性の発達による防除回数の増加や被害の拡大が問題となっています。そこで、主要種のヒラズハナアザミウマの対策として、天敵製剤のククメリスカブリダニを導入し、殺虫剤に頼らない安定した防除体系の構築を目指します。

イチゴの被害果

ククメリスカブリダニ

ヒラズハナアザミウマ
露地ネギにおける物理的防除技術の導入
露地ネギ栽培では、ネギアザミウマによる被害が問題となっています。薬剤抵抗性の発達に伴い防除が難しくなる中、物理的な防除法が注目されています。赤色の防虫ネットはネギアザミウマの発生を抑える効果があることから、露地栽培でも適用可能な簡易な設置方法を検討しています。

赤色防虫ネットの簡易設置

ネギアザミウマによるネギの被害
過去の成果についてはこちら
研究成果に関する定期刊行物(抜粋)
センターニュース(一般の方向け)
- バンカー型製剤によるワタアブラムシの防除 vol.168(令和7年12月)
- 新病害:Globisporangium irregulareによるワスレナグサ根腐病 vol.168(令和7年12月)
- 変形菌Fuligo gyrosaによるキク変形菌病の初確認 vol.166(令和6年6月)
- トマト葉かび病の伝染源に対して太陽熱消毒が有効 vol.165(令和5年12月)
- アブラナ科軟弱野菜の有機栽培で活用できるキスジノミハムシ対策 vol.164(令和5年6月)
成果情報(生産者の方向け)
- トマト葉カビ病菌のQol剤耐性の発生状況と同系統薬剤間における交差耐性 令和7年度
- トマト葉かび病菌に対する各種薬剤の防除効果 令和7年度
- 変形菌Fuligo gyrosaによるキク変形菌病の初確認 令和6年度
- 促成イチゴにおけるヒラズハナアザミウマに対する各種殺虫剤の殺虫効果 令和5年度
- SDHI剤耐性トマト葉かび病菌に対してイソフェタミドは高い防除効果を有する 令和5年度
- カキのミカンキイロアザミウマに対する各種殺虫剤の殺虫効果 令和5年度
研究報告
- 奈良県の促成イチゴにおけるアブラバチ類のバンカー型製剤によるワタアブラムシの防除効果 第56号(令和7年3月)
- ダリアの主要なウイルス・ウイロイドの診断・防除技術の確立 その ① その② 第56号(令和7年3月)
- 奈良県における有機栽培のアブラナ科軟弱野菜を加害するキスジノミハムシの物理的防除 第55号(令和6年3月)
- 奈良県五條市の露地カキ園から採集したミカンキイロアザミウマに対する各種殺虫剤の殺虫効果 第55号(令和6年3月)