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ページ番号:6788
更新日:2026年2月27日
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美人図
美人図(びじんず)
曾我蕭白(1730-1781)
一幅 江戸時代(18世紀)
絹本著色 107.6×39.4cm

解説
曾我蕭白(そがしょうはく)は京都の画家。常軌を逸した個性的な作風で知られ、伊勢や播磨にも画家としての足跡を遺している。
細かく裂けた手紙をくわえ、素足で立つ女性の爪には泥が詰まり、虚ろな目とだらしなく着た着物がただならぬ雰囲気を盛り上げている。この特異な図に対しては、着物の山水文様・帯の雲龍など中国風の文様・背後の墨蘭等などから不遇な生涯を湖で終えた中国の文人屈原(くつげん)を表しているとする説や、偽りの手紙によって女性が川に身を投げるという謡曲「藍染川」を表しているとする説など、様々な解釈が加えられてきた。女性の姿勢は鈴木春信の版画「縁先美人図」に近いことが指摘されている。既存の美人画の図様を利用しながら主題にひねりを加え、発想の新鮮さを狙った作品といえるであろう。



