更新日:2025年12月11日
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新居の引っ越しやお部屋の模様替え。インテリアを変えるタイミングは人それぞれですが、特に「家具」は大きな買い物でもあるので、長く使える良いものを選びたいですよね。
そこで今回は、無垢材を使った家具をご紹介。無垢材は、丸太からそのまま製材した木材のことで、ひとつ一つ色や木目が異なり、「木」そのものの香りや手触りが楽しめるのも魅力です。そんな無垢材を使った家具は、使い込むほどに風合いが増していく、まさに一生モノと言えます。
価格や見た目、機能性……買い物の決め手はさまざまですが、長く付き合うものだからこそ、品質にこだわって家具を選んでみませんか?

[En låda - Dining table square/material:吉野桧/size:W850×D850×H700mm/¥264,000(税込)]
※吉野桧のダイニングテーブルはオーダーとなります。詳しくはブランドサイトにてお問合せください。
天板も脚も全て吉野桧でできているダイニングテーブル『Dining table square』。吉野桧の特徴である、光沢感のある淡いピンク色と、緻密で真っ直ぐな木目を存分に味わえる逸品です。

そんな本製品を作っているのは、吉野林業発祥の地である奈良県川上村にある工房「En låda(エンローダ)」の関谷智彦さん、ゆきこさんご夫婦。天板は真四角ではなく、ほんの少し曲線が外側に入るように面処理をすることで、個性がありつつも柔らかく優しい雰囲気に仕上がっています。そこには、世代を越えて使い続けてもらえるよう、ひとつひとつ大切に家具を制作したいという、作り手としての想いが表れています。サイズは横85×縦85cm×高さ70cmと、2〜3名で使用するのにぴったりなサイズ感。小回りの効くスクエアサイズのコンパクトなテーブルなので、在宅ワークやひとり暮らしの方にもおすすめです。

[維鶴木工-Do kit yourself/material:吉野桧/size:W462×D322×H460(座面高:425)mm/¥27,500(税込)]
『Do kit yourself』は、吉野林業地域である奈良県東吉野村の家具職人が開発した、ペーパーコードスツールの本格派DIYキット。「2021年度グッドデザイン賞」を受賞しました。枠組みには、この産地だからこそ手に入る良質な吉野桧の無垢材を使用。精密に設計されているので、ノコギリやビス、ドライバーを使用することなく、完成度の高い製品を作ることができます。
解説動画をみながら自分にあったペースで製作することができるので、初めてDIYをする方でもトライしやすくおすすめ。自分でつくることで内部の構造を理解できるため、ある程度自分で修理や補修を行うことができます。使い捨てではなく、育てていくことで、時を重ねて美しくなっていくスツールです。

デザイン性が高く、自分で作る楽しみも味わえるこのキットですが、スツールづくりの体験を通して日本の山や林業の深い歴史、木工職人たちの技術などを考えるきっかけにしてほしいとの思いも込められています。時間や労力を費やして、やっと完成したときの感動はひとしお。愛着のあるスツールと暮らす毎日は、きっと充実した時間を過ごしていただけますよ。

[木工 森-Armchair/material:吉野杉(座・背)、ケヤキ(脚)/size:W600×D590×H800(座面高:390)mm/¥160,000(税抜)]
奈良県下市町を拠点に活動する、工房「木工 森」の森幸太郎さん。彼は「日本が育んできた優れたものを使って、時代に合うものを発信したい」という思いのもと、日本最古の植林の歴史をもつ吉野地方で育てられた吉野杉を使い、古くから使われてきた鉋(かんな)によって仕上げる家具づくりを行っています。そんな森さんの職人技を存分に感じることができるのが、この『Armchair』。

木の表面を削って成形する鉋仕上げは、サンドペーパーによる仕上げからは得られない、鉋だけが作り出す光と質感を生み出します。また、吉野杉を使うことで真っ直ぐな柾目を活かしたビジュアルはもちろんのこと、杉のやわらかさにより、優しく包まれるような座り心地に。
さらに嬉しいのは、塗装に強撥水の浸透性ガラス塗料を使用しているので、万が一水などをこぼしてしてしまっても、しみがつきにくい仕上がりになっています。鉋によって仕上げられた木肌からは、いつまでも触っていたくなる自然な手触りやぬくもりを感じることができますよ。

photo by 西岡潔
[KIRIDAS ORIGINAL-GRID SOFA(2SEAT)/material:吉野桧・ファブリック/size:W1270×D790×H800(座面高:360)mm/¥305,000(税込)]
奈良県十津川村の木を使い、十津川村で作られた家具や木工品を製造、展示・販売する拠点「KIRIDAS TOTSUKAWA(キリダス トツカワ)」。“木工をやりたい”と県外から移住した若手木工作家3人が運営しています。
“十津川村のスギやヒノキを活かす家具”をコンセプトに、デザインから製作までのすべてを十津川村で行う「KIRIDAS ORIGINAL」の他、家具デザイナー・岩倉榮利氏監修の「TOTSUKAWA LIVING」シリーズなど、それぞれの職人のオリジナル品やオーダーメイド家具の製作を行っています。

photo by 西岡潔
[KIRIDAS ORIGINAL-GRID LOW TABLE/material:吉野桧・ガラス/size:W800×D800×H360mm/¥112,000(税込)]
ソファ『GRID SOFA』とローテーブル『GRID LOW TABLE』は、十津川村産のヒノキと、ファブリックやガラスを組み合わせて使用。シンプルなデザインながらも、異素材と組み合わせることにより、ヒノキの爽やかな色合いや木目、やさしい手触りが引き立っています。木の温もりを生活に取り入れられるだけでなく、他の素材のいいとこ取りもできる家具です。

[hakouma/material:吉野桧/size:縦おきH560×W415×D334mm 横置き1.W560×H275×D415 2.W560×H375×D334mm/¥120,000(税抜)・送料別]
『hakouma』はデザイン事務所「ANDASSOCIATES」代表・土井智喜のデザインを基に、奈良県東吉野村の木工所「維鶴木工」とローソファブランド「HAREM」の3社がコラボして生まれた吉野杉100%の「ハコ家具」です。
吉野杉を使用しているのは、吉野林業が室町時代から吉野の山守達に受け継がれている伝統的な循環型林業であり、そこで育てられた木材は持続可能な資源だという理由から。そして、国内の木を国内で使う事で日本の山林を守りたいという思いから。まさに循環可能社会に向けた“サスティナブル”な家具といえます。

また、緻密に計算されたデザインにより、シンプルな形状ながら、置き方によって3パターンの高さに変わる、自由度の高さもこの家具の魅力。深さの異なる手掛けスペースが設けてあるため、収納スペースとしても利用できます。サイドテーブルやシェルフなど様々なシチュエーション・色々なスタイルで、“フレキシブル”に自分にあった使い方ができます。サスティナブルでフレキシブルな『hakouma』。時には置き方を変えて様々なスタイルを楽しみながら、末永く使い続けたいですね。
無垢材を使った家具は、「木」本来の温もりや手触りを感じることができ、お手入れをしながら使い続けることで自然な経年変化を楽しむこともできます。ぜひ自分に合った無垢材を使った家具を見つけて、生活に取り入れてみませんか。
無垢材を使った家具は、「木」本来の温もりや手触りを感じることができ、お手入れをしながら使い続けることで自然な経年変化を楽しむこともできます。ぜひ自分に合った無垢材を使った家具を見つけて、生活に取り入れてみませんか。
文:那須凪瑳
編集:奈良の木のこと編集部
写真:En låda/維鶴木工/木工 森/KIRIDAS/hakouma
2022年3月11日(記事公開日)