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更新日:2026年2月27日

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第8回 聖林寺十一面観音立像

私がもっとも好きなご仏像のひとつである奈良県桜井市 聖林寺十一面観音立像は、天平時代に東大寺造仏所で造られたと考えられるわが国最高峯の彫刻作品です。本像は、三輪山をご神体とする大神神社(おおみわじんじゃ)と一体であった神仏習合寺院・大御輪寺(だいごりんじ)の本尊として長く伝えられてきましたが、明治の神仏分離で神社から出され、それ以来聖林寺で大切に祀られてきました。
その像が、1200年以上前に造られてから初めて大和国を離れ、6月22日(火曜日)から東京国立博物館で開催される『国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ』展にお越しになります。これは歴史的な展覧会といえます。そして来年2月には、奈良国立博物館へも巡回予定。

聖林寺十一面観音展覧会ポスター

(画像は展覧会特設サイトから)

それを記念して、主催者である読売新聞社の文化支援チーム「紡ぐプロジェクト」が、6日付けの読売新聞紙上で、大々的な特集記事を組みました。本像の復元模刻研究を行った私の藝大の教え子であっる朱若麟くんが大きく取り上げられ、また能楽鼓方人間国宝・大倉源次郎さんと私の対談「三輪談義」の要約も掲載されています。本対談は、22日以降に、YouTubeの特設サイトで存分にご覧になれます。お楽しみに。

2021年6月6日
館長 籔内佐斗司

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