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ページ番号:15100
更新日:2026年2月27日
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唐招提寺(奈良市)
図会巻之三には唐招提寺の伽藍を俯瞰した絵が掲載されています。
右上部には「古代の伽藍にして世に類なき梵刹なり」とあります。梵刹(ぼんさつ/ぼんせつ)とは仏寺のことです。
この記述から、唐招提寺は、江戸時代においても名刹の誉れが高かったことがうかがえます。
絵中央には「講堂」「こん堂(金堂)」が見えますが、これらの建物は国宝建造物として現存しており、天平の息吹を伝える貴重な伽藍となっています。なお、左上の塀に囲まれた建物は「戒壇院」ですが、この絵が描かれた後の江戸時代末期に焼失し、現在では石段のみが残され、上面には1978年にインド・サーンチーの古塔を模した宝塔が築かれています。

奈良県立図書情報館所蔵 大和名所圖會より

鑑真渡海図(大和名所圖會より)

現在の唐招提寺(唐招提寺HPより)
図会はこの方向から俯瞰したもの
ここが見所
唐の鑑真和上は、授戒のできる僧として我が国への渡航を試みましたが、何度も失敗。
6度目にしてようやく我が国にたどり着いた時には、失明していました。名所図会には、渡海中の嵐のただ中、龍神とやりとりをする鑑真和上の姿が描かれています。