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更新日:2026年2月27日
人口 6,868人(2020年1月時点)|面積 95.65km²





吉野町は県の中央、やや北寄りに位置し、町域の一部は「吉野熊野国立公園」に指定。吉野は『古事記』や『日本書紀』にも登場し、大海人皇子が「壬申の乱」前に身を潜めたのも、源義経が兄・頼朝に追われて逃げてきたのも吉野でした。古くから修験の地であり、桜の名所である吉野山、「吉野林業」の集積地として全国に木材を供給してきた「吉野貯木」など、様々な顔を持った町です。
一大観光地・吉野山。伊勢街道筋にあり、今も古い町家が残る「上市」。紙漉きや割り箸などものづくりが盛んな「国栖」など、吉野川の上流に向かって川沿いに広がる集落。山間に農村が広がる「龍門」。色々な土地で暮らしが営まれています。
吉野山

有数の桜の名所として知られ、春には3万本とも言われるシロヤマザクラが咲き乱れます。2004年に世界遺産にも登録され、「金峯山寺」や「吉野水分神社」など、歴史深い寺社なども多数あります。
金峯山きんぷせん寺

役行者によって開かれた修験道の総本山です。「蔵王堂」は「東大寺大仏殿」に次ぐ木造大建築で、国宝に指定。期間限定でご開帳される秘仏「金剛蔵王権現」は高さが約7mあり、圧巻の迫力です。
金峯山寺 蓮華会・蛙飛び

毎年7月7日、「金峯山寺」で行われる伝統行事。「蓮華会」と共に行われる「蛙飛び行事」は、大青ガエルの太鼓台が町内を練り歩き、「蔵王堂」の前で人間に戻されるという奇祭です。
吉野川

町の中央を流れる川で、大台ヶ原を水源とします。川には昭和3年に完成した吉野川橋梁が架かり、夕陽を背に橋をゆっくりと渡る列車の姿を写真に収めようと、多くのカメラマンが訪れています。
吉野貯木

「吉野貯木」は、昭和初期に整備された製材工業団地の総称。吉野川に作られた水中貯木場にちなんで、こう呼ばれました。現在も製材所が立ち並び、原木市が行われる、木の専門店街です。
吉野水分みくまり神社

古来より、水を司どる「天之水分大神」を祀った神社です。子授かりにも御利益あると信仰され、“子守さん”と呼ばれることも。社殿は1604年に豊臣秀頼が再建したもの。

林業・製材業
現在も「吉野林業」の特徴である密植・多間伐・長伐期のサイクルで杉や檜を育て、切り出し、貯木で製材した木材を「吉野材ブランド」として全国に出荷。集約的な施業が維持される一方、自伐型林業の施業者を増やす取り組みも行われています。

製箸業
建築用に製材された木の端材を使って割り箸を生産する、製箸業が現在も営まれています。
製紙業(手漉き和紙)
大海人皇子によって伝えられたと言われる吉野手漉き和紙は、昔ながらの手作業で作られ、国の「選定保存技術」に指定されている紙もあります。