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足首まで覆ってソール(靴底)のしっかりしたものでゴアテックス製がお薦めです。登山専門店で自分の足に合った靴を選んでもらいましょう。ローカットタイプは、足首を保護しないので捻挫になりやすく、また下りでつま先を痛めてしまうので不向きです。

日帰りなら20リットル~30リットルぐらいがお薦めです。
フレームのしっかりした少し大きめで荷物を全部詰めても8割ぐらいのものが背負いやすく疲労も少ないです。
突然、雨が降ったときにザックの中の荷物を濡らさなくていいので必ず持参しましょう。

ゴアテックス製の上下タイプがお薦めです。ゴアテックス製は高価ですが、一度使ってみるとその良さが体でわかります。
雨を完全にシャットアウトしてるのに、内部の水蒸気を外に逃がしてくれるので、蒸れを防ぎさらに防寒着としても利用できます。
夏は熱中症予防に、冬は寒さから頭を守ります。また、転倒時に頭部を保護する役目もあるので被る習慣を。

日帰りの予定でも何が起こるかわかりません。暗くなってからの夜道は危険なので両手が使えるヘッドランプは必需品です。

足の疲労軽減や歩行のサポートに役立ちます。
軽くて暖かいフリースがお薦め。風が強く寒いときは、フリースを中に着込みレインウェアを着れば保温効果が増します。
包帯・ガーゼ・消毒液・テーピングテープ類・内服薬等を自分の合ったものをアレンジする。密封性の高いものに入れ完全防水すること。健康保険証かコピーも常に持参しましょう。
地図は、国土地理院発行の2万5千分の1が基本ですが、登山道やコースタイムが記載された登山地図との併用が良い。コンパスは本格的に使用するなら透明のプレートタイプを購入し使用方法をマスターしましょう。

完全防水で暗いところでも見られるもの。高度計・コンパス等が内臓されたタイプが便利で使いやすい。
小型で軽いヴィクトリノックス製のものがお薦め。
緊急時に火があれば暖をとれる。それそれの特性から両方をビニール袋に入れて携帯しましょう。万が一の時の必需品です。
緊急時の連絡用。山中では圏外となることも多いので、バッテリーを温存するために電源オフを忘れずに。
薄いポリエステルにアルミ蒸着しており、ケガ人の保温や緊急ビバーク(露営)時の防風防雨に役立つので常に携帯していたい。
日帰りハイキングといえども、人里離れた山の中を歩くことになるので山歩きの知識・装備・技術を身につけて一歩ずつ経験を積み重ねて安全で楽しいハイキング(山歩き)を楽しんでください。
山の天候は急変するので、どんな低山であってもレインウェア(雨具)の携行を忘れてはいけません!降水確率が0パーセントでも、低山だから大丈夫と思っていても、突然雨に降られて体調を崩すことや、時には道迷いになって死に至ることもあります。また、防風着・防寒着としても活用できるのでどんな状況でも必ず持参します。
ひと昔前は山歩きの服装といえばニッカーズボンにロングソックス、そしてウールのシャツとお決まりのスタイルでした。最近はすっかりと様変わりをしてとても機能的でおしゃれなものになっています。山歩きにはストレッチ素材で吸汗性・速乾性、そして保温性がプラスされたものが望ましいです。意外に多いのがジーンズ等での山歩きですが、綿製品は汗や雨で濡れると足が動きにくくなり疲労も増します。また、乾きにくく体温を奪われ危険な状態に陥ることもありますので止めたほうがよいでしょう。軽くて機能的な山歩き専門のウェアでファッションとともに山歩きを楽しみましょう。
靴ひもを締める時は、かかとをしっかりとつけて靴先の1番先のひもからきっちりと締めましょう。また、靴ひもは、足首に回したりせずに上までしっかりと締めます。靴ひもが緩いと靴の中で足が動き、捻挫や足の負担が増し疲労や転倒の原因になるので注意しましょう。
山歩きで登りは体力、下りは技術と言われています。体に負担が少なく正しい歩行技術を身につけることが安全な山歩きへの第一歩です。山へ行きコツコツと経験を重ね体力をつけることが大切です。
ストックを使用することで、足、膝、腰等への負担を軽減することが出来るので、特に初心者の方にお薦めです。なお、街中ではザックに取り付けますが他の人に当たらないように注意が必要です。
「水分補給はこまめに・・・」
山歩きの際に大切なのが水分補給です。脱水症状の予防からもこまめに水分補給が必要です。山歩きでは1時間に300ccの水分が必要といわれています。たとえばコースタイムが5時間のコースなら1.5リットルの水分を用意する必要があります。飲み物は、ミネラルウォーターやお茶等もいいですが、スポーツドリンクも併用して持参することをお奨めします。汗等で失われたエネルギー代謝に必要な糖分や塩分の補給ができるからです。
睡眠不足、過労等の体調時に気温や湿度の高いときなどは要注意。多量の汗、めまい、頭痛、吐き気の症状が出る。対処は涼しい場所で安静にし、ベルトや衣類を緩めて楽にし、スポーツドリンクなどを少しずつ飲ませること。
雷は高いものに落ちるので、樹木(小枝や葉も含めて)の4メートル以内に近づかない。また尾根・稜線は要注意です。避難の際は姿勢を低くして窪地に移動して両足を抱えてしゃがみ込む。なお、雨が降っても、絶対に傘はささない、ストックを頭より高く持ち上げないことも大切。
初夏から秋にかけて特に要注意。ハチは黒いものに襲いかかる習性があるため、黒っぽい服装や帽子などは避けたほうが無難です。
道に迷ったときは、たどってきた道を引き返すのが鉄則。あやふやな状況判断は、危険のはじまりです。沢(谷)へ下ろうという心理になりがちですが、尾根に出て見晴らしの良いところへ出るのが賢明な方策です。
平成21年3月
社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド
内炭 孝夫