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作家の歩いた道
スタート:近鉄榛原駅>札の辻>墨坂神社>姫隠し岩>行悦の道標>正倉院>春日神社>四社神社>ゴール:御杖村の温泉 姫石の湯
初瀬を通って伊勢へ向かう国道168号線は、榛原町の萩原で二手に分かれ、その先でさらに二手に分かれる。この三叉路「札の辻」の周辺は古くから交通の要衝であり、伊勢街道の追分宿として栄えた。旧南都銀行の洋風建築が目印で、角には「右いせ本かい道」「左あをこ江みち」と刻まれた道標が立つ。また、その正面に建つ昔の姿をとどめた旅籠「あぶらや」や旧鳥見酒造の商家は、当時の賑わいを思い起こさせる。
【住】宇陀市榛原区萩原
【電】0745-82-2457(宇陀市役所商工観光課)
【時・休】見学自由
主祭神は墨坂大神で、古くからこの地に祀られていた天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)、伊邪那美神(いざなみのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)の6神の総称である。『日本書紀』には第10代崇神天皇の治世に疫病が蔓延した時、天皇の夢枕に神人が現れ「墨坂の神と逢坂の神を祀れ」と告げ、それに従ったところ悪疫は鎮静化したとある。創建年代は不明だが、春日造の本殿は赤を基調にした美しい造りになっている。
【住】宇陀市榛原区萩原字天野703
【電】0745-82-0114
【時・休・¥】参拝自由
伊勢本街道沿いには「菅野村 行悦」と刻まれた道標が、確認されているものだけで8基ある。これらは菅野村(現在の御杖村)出身の行脚僧・行悦によって建てられた「六十六部回國供養碑」である。「六十六部」とは日本全国66カ国を回り、1国1カ所の霊場に法華経を1部ずつ納める巡礼で、この巡礼を助けた地元の人々の往生を願い、行悦はこの碑の造立に励んだといわれる。
【住】宇陀市室生区黒岩ほか
【時・休】見学自由
本殿は素木の神明造で、祭神は天津児屋根命(あまつこやねのみこと)。また鳥居の横に植えられたイチョウの木は、葉の先がロート状にくるりと巻くラッパ型で「ラッパイチョウ」と呼ばれ、珍しいもの。現在、全国でラッパイチョウが発見されているが、このラッパイチョウが1969年に日本で初めて発見された。樹高約20m、幹周約5.4mの巨樹で、奈良県の保護樹木に指定されている。
【住】宇陀郡御杖村土屋原
【電】0745-95-2898
【時・休】境内自由
天照大神をはじめ、春日・八幡・熊野の四柱の大神を祀ることから、宝暦2年(1752)には「四社大明神」と称され、奈良から伊勢神宮へ参詣する人々は、必ずここでお参りをした。拝殿右には、垂仁天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)がみそぎをされた「御井」と呼ばれる井戸と酢の泉の石碑(スッポダ)がある。ハナナガ(獅子祭)は9月9日、例大祭は10月第4日曜日に行われる。
【住】宇陀郡御杖村菅野2310
【電】0745-95-2135
【時】9時00分~17時00分
【休】境内自由
道の駅・伊勢本街道御杖にある入浴施設。姫石は近隣の姫石明神に由来する名前。お湯はアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効くといわれる。大浴場のほか、露天風呂や樽風呂なども備える。休憩スペースでは軽食も可能で、ひと風呂を浴びた後でゆったりとくつろげる。食事処には、鹿肉を使ったメニューもあり。
【電】0745-95-2641
【住】宇陀郡御杖村神末6330
【時】(入浴)11時00分~20時00分※最終受付19時30分まで(食事)11時00分~20時00分※ラストオーダー19時30分
【休】火曜(祝日の場合は営業)
【¥】(入浴)大人600円